『ホロライブ』ファンはオジさんばかり!? Z世代は『にじさんじ』に夢中…

『ホロライブ』ファンはオジさんばかり!? Z世代は『にじさんじ』に夢中…

『ホロライブ』ファンはオジさんばかり!? Z世代は『にじさんじ』に夢中… (C)PIXTA

今やさまざまな層から支持されているVTuberというジャンル。しかし所属グループによってファン層には大きな偏りがあるようで、最近の調査では『にじさんじ』がZ世代からの圧倒的な人気を集めていることが発覚したようだ。

サロメ・葛葉・月ノ美兎がランクイン

話題を呼んでいるのは、株式会社ヴァリューズが作成したZ世代のYouTube視聴者数ランキング。16~26歳をZ世代と定義した上で、昨年6月~12月にかけて視聴者数が多かったYouTubeチャンネルデータをまとめた。

トップ層は1位が『THE FIRST TAKE』、2位が『oricon』と大手チャンネルが並んでいたが、3位には“いつか100満点のお嬢様になりたい一般人”こと「にじさんじ」の壱百満天原サロメがランクインしている。視聴者数151万人、1,988万回の視聴回数を叩き出したようだ。

また、11位には人気男性ライバーの葛葉、14位には1期生出身の月ノ美兎と、「にじさんじ」ライバーたちがランキングを席巻。「にじさんじ」公式チャンネルも13位に食い込んでいた。

ほかにはVTuberの配信を第三者が編集した“切り抜きチャンネル”もランクインしており、VTuberブームの波がZ世代に直撃していることを窺わせる。

とはいえ驚きなのは、ほかのVTuberグループの名前が一切入っていないことだろう。

「ホロライブ」の主なファン層はアラサー以上?

現在のVTuber業界でいえば、『ホロライブ』が圧倒的な人気を誇っており、“界隈トップ”を自負するファンも少なくない。

しかしZ世代を対象としたアンケートでは、箸にも棒にも掛からない様子だ。

この現象から、「ホロライブ」ファンの年齢層が高めで偏っているという説が浮上しており、《Z世代ににじさんじが数名入っているのに、ホロが全く入らないのはなんでだろ》《Z世代はにじさんじ、30代はホロライブなのかな?》《Z世代はにじさんじ ニコニコおじさんはホロライブ はっきり分かんだね》などと騒がれている。

実際にVTuberファンを公言する芸能人でいうと、芸人の『錦鯉』渡辺隆が兎田ぺこらを推していたり、プロレスラーのグレート-O-カーンが「大空スバル式羊殺し」という技を使ったりと、「ホロライブ」はそれなりに年齢がいった男性からの支持率が高い印象だ。

それに対して「にじさんじ」に関しては岩本蓮加など、Z世代ど真ん中である『乃木坂46』のメンバーがハマっていることを言及していた。

なお、「ホロライブ」がZ世代にウケない理由について、《ホロライブはアイドル売りしすぎてZ世代にはマッチしてない感じがする》と考察する人も。「にじさんじ」もアイドル路線のライバーは存在するものの、どちらかといえば男女混合のバラエティー路線なので、より間口は広いのかもしれない。

「ホロライブ」を運営するカバー株式会社は、3月27日に東証グロース市場で上場する予定だ。

これまでにないファン層を開拓していくのか、今後の動向にも注目したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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