『ウマ娘』ユーザーの不満爆発! 人権サポカの情報“後出し”で課金が水の泡に…

『ウマ娘』ユーザーの不満爆発! 人権サポカの情報“後出し”で課金が水の泡に…

『ウマ娘』ユーザーの不満爆発! 人権サポカの情報“後出し”で課金が水の泡に… (C)PIXTA

人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』において、3月20日に実装された『祖にして導く者』という新サポートカードが物議を醸している。

ゲームプレイに大きな影響を及ぼす重大情報が“後出し”されたことで、ユーザーの怒りを買ってしまったようだ。

「祖にして導く者」に不満が相次ぐ理由

「祖にして導く者」が大きな騒ぎを呼んでいるのは、今年2月に実装された新育成シナリオ『グランドマスターズ -継ぐ者達へ-』(グラマス)との関係にある。

これまでの育成シナリオには『シナリオリンク』という要素が存在し、特定のサポートカードを選ぶことでシナジーが発生し、育成時にさまざまな恩恵を受けられる仕組みだった。

そして「グラマス」にはこの対象となるカードが設定されていなかったのだが、今回実装された「祖にして導く者」が、実は「シナリオリンク」の対象だったことが判明したのだ。

それも「シナリオリンク」で得られる恩恵を加味すると、「グラマス」で強いウマ娘を育てるにはほぼ必須と言われるほど強いカードだった。

後出しで“人権”カードが追加されたことで、一部のユーザーは激怒。《あまりにも酷い。後出しジャンケンされたら信用できなくなるわ》《玉座に支払った720連と14万円返せよマジで》《後出しシナリオリンクは流石に無い》《計画的に強化してきた人ほど腹が立って当たり前》《廃課金者ほど泣かせられるのありえんよな》といった声が相次いでいる。

サイゲは二度刺す…!

「グラマス」実装当初は、ゲーム内で「『グランドマスターズ -継ぐ者達へ-』では、シナリオリンク対象キャラクターはいません」との文面が表示されていた。それを見て安心し、「祖にして導く者」以外のカードに課金していた人々が、“後出しで騙された”と主張しているようだ。

また、昨年7月に実装された『玉座に集いし者たち』というサポートカードに大金をつぎ込んだ人々も、今回の一件で怒りの声を上げている。

同カードは『グループサポートカード』(グルサポ)という特殊なカードなのだが、「祖にして導く者」も同じタイプのカードだ。

さらに「グラマス」においては「祖にして導く者」の方が有用らしく、相対的に「玉座に集いし者たち」の価値が下がってしまった。

ちなみに「玉座に集いし者たち」は昨年8月に『つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ』という育成シナリオが実装された際も、性能が嚙み合っていないとのことで評価を下げていた。

その後はアップデートでなんとか復権したところに、今回の「祖にして導く者」実装。そのためプレイヤーからは、《玉座は二度死ぬ》などとも言われている。

2023年春からはアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』が始まるが、肝心のゲームが足枷にならないことを祈るばかりだ。

文=大上賢一

【画像】

master1305 / PIXTA