『はじめの一歩』1417話“現役復帰”を匂わせる一歩に不満爆発「いつ復帰するん?」

『はじめの一歩』1417話“現役復帰”を匂わせる一歩に不満爆発「いつ復帰するん?」

『はじめの一歩』136巻(森川ジョージ/講談社)

「一歩世代」と呼ばれるボクサーたちが、世界チャンピオンに向けて躍進している『はじめの一歩』。4月5日に発売された『週刊少年マガジン』18号では、1人だけ取り残された幕ノ内一歩の心境が描かれているのだが、読者の不満は収まるどころかますます過熱している。

※『はじめの一歩』最新話の内容に触れています

最新話となる第1417話『ボクだけが』では、「一歩世代」の期待株、千堂と間柴が世界戦に向けて動き出していることが描かれた。

千堂はリカルド・マルチネス、そして間柴は人の道を踏み外した“プエルトリコの悪童”ことマーカス・ロザリオというボクサーと対決するようだ。

その一方で、鴨川ジムのボクサーたちも騒がしく、鷹村の世界タイトル防衛戦や、木村・板垣の試合などが決まっている模様。そんななか、一歩は1人輪を外れてサンドバッグと向き合い、何やら物思いにふけった様子を見せていた。

そして一歩の様子を見た『月刊ボクシングファン』の記者・藤井は、彼の時間が止まっているように見えると確信を付いた発言を漏らす…。

いつまで経っても現役ボクサーに戻ろうとしない一歩の姿に、ネット上では《最近の一歩は復帰しないし無駄な話が多いし、腹立たしくなるのでとうぶん見ません》《作者も一歩の時間止まってるんわかってるなら進めたら? 今週もつまんなかったね いつ復帰するん?》《一歩が現役復帰しそうになるたびに話の腰を折る展開があるんだよなあ…》といった声が殺到している。

現役復帰の匂わせだけで5年が経過

一歩は約5年前に掲載された第1208話で、プロボクサーからの引退を宣言した。つまり引退してからすでに200話以上、単行本にして15巻以上が経過していることになる。

現役を退いた後の一歩はセコンドとして活動し、かつてライバルだった者たちの試合を間近で見守ってきた。

直前に行われたリカルドとウォーリーの試合でも、2人の闘志に影響を受ける描写があったものの、結局リングに戻るという決断には至らなかったようだ。

ただ、新たな展開として千堂と間柴が世界戦に挑戦するため、「一歩世代」からいよいよ世界チャンピオンが出てくる可能性もあるだろう。

そこでようやく現役復帰に踏み切るという予想もあるようで、《千堂戦と間柴戦が終わった後になる気がするから、まだ1年以上はかかるのかな》と囁かれている。

また、一歩の姿に伝説のヘビー級ボクサー、ジョージ・フォアマンを連想する読者も。

フォアマンは「象をも倒す」と言われたパンチ力をもち、若くして世界チャンピオンとなったが、一時引退。その後10年以上の時を経て復帰し、ふたたび王座に舞い戻った人物だ。

一歩もフォアマンのように、10年越しの電撃復帰を果たすことになるのだろうか。そうだとすれば、なおさら読者の“厳選”が進んでしまいそうだが…。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ