ドラマ『unknown』視聴率激減!“サスペンスコメディBL”と揶揄される始末…

高畑充希

高畑充希 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

高畑充希と田中圭がW主演を務めるドラマ『unknown』(テレビ朝日系)は、豪華キャスト陣を揃えながらかねてより酷評が後を絶たない。5月9日には第4話が放送されたが、視聴率は初回に比べて大幅に下落。おまけにBL要素にまで手を出し始め、もはや目が当てられない状態と化している。


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同ドラマは〝吸血鬼〟という正体を隠しながら週刊誌記者として働く闇原こころ(高畑)と、ある秘密を抱える交番勤務の警察官・朝田虎松(田中)の恋愛模様を描いたサスペンス作品。第4話では虎松の父親が「20年前の一家惨殺事件の犯人」という秘密が明かされ、真実を知ったこころの父・海造(吉田鋼太郎)が結婚に猛反対する。なんとか父を説得したこころだが、そんな矢先に彼女の同僚・加賀美(町田啓太)から唇を奪われてしまうのだった――。

「怒涛の展開が次々に繰り広げられている同作ですが、視聴率の方はあまり芳しくありません。第4話の世帯平均視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、第1話の7.6%から2ポイントも落としているのです。このままでは5%を切るのも時間の問題かもしれません」(芸能ライター)

BLに父親が犯罪者…なんでもアリ

視聴率が著しく低下している原因の一つとして、まずキャラクターの設定が挙げられる。そもそもこころの正体が〝吸血鬼〟というのは、あまりにも非現実的すぎる設定。ファンタジックな内容に視聴者がついていけないのも無理はないだろう。

さらに、ようやく明かされた虎松の秘密も〝父親が犯罪者〟という擦りつくされた設定で、現在放送中のドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)にも同じような過去を持つ人物が登場している。散々引っ張ってきた秘密の内容がこれでは、視聴者も納得できるはずがなく、ネット上には《父親が殺人犯ってありがちすぎない?》《父親が殺人犯なのに警察官ってなれるものなの?》といったツッコミの声が続出していた。

「また今回放送された第4話では、ついに〝BL要素〟まで取り入れてきました。居酒屋『どんぞこ』を営む庭月源治(酒向芳)と店員の庭月聖夜(長田成哉)が〝年の差カップル〟であることが発覚したのです。そもそも同作は大ヒットドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)チームが5年ぶりに集結したオリジナル作品なので、制作サイドとしては世間の期待に応えようとしたのでしょう。ただ残念ながら唐突なBL要素は視聴者にウケなかったようで、《あからさまにエンタメとしてのBL要素な感じちゃった》《歳の差BLまでぶち込んできてカオス》《コメディーというよりギャグ。しかも笑えない》といった批判の声が上がっていました」(同・ライター)

公式サイトでは「本格ラブ・サスペンス」と謳っているが、もはや〝サスペンスコメディBL〟という迷走したドラマになっているようだ。

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