2000安打、200勝の寸前で…今シーズン限りで引退しそうなスター野球選手

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佐々木朗希や村上宗隆など、若き才能が続々と現れる野球界。しかしそれは、かつて活躍したベテランたちの〝引退〟と裏表でもある。

今シーズン限りでユニフォームを脱ぐと予想されている選手は…。

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「濃厚なのは巨人の中島宏之でしょう。昨年までスタメン出場していましたが、今季は開幕前の怪我で未だ一軍出場ゼロ。年齢も42歳になりますし、続けるのは厳しそうです。

2000安打まであと77本なので、球団が温情を見せれば達成まで残してくれるでしょうが、生え抜きでもないし巨人は実力主義なので難しいのでは。

巨人をめぐっては、今年から出戻った長野久義も引退候補。そもそも、移籍理由自体、入団した巨人で引退させたいとの〝優しさ〟だと、カープ側が明かしていますからね」(週刊誌記者)

セ・リーグでは、DeNAの藤田一也も引退がささやかれている。

パ・リーグのタイトルホルダーも引退危機か

「藤田はベイスターズの暗黒時代を支え、楽天で日本一を味わうと昨年から古巣復帰。しかし、わずか33試合で打撃成績もイマイチ、自慢の守備もさすがに衰えが見えますから、41歳という年齢を考えても引退は近いでしょう。

ただ、今年のベイスターズは優勝も狙えますから、25年ぶりの優勝となれば、引退には最大の花道になりそうです」(同・記者)

パ・リーグでは、かつてのタイトルホルダーたちが引退の危機に瀕しているという。

「2010年のHR王・T-岡田は今年で36歳。しかし、ここまで2試合の出場に留まり、昨年も36試合の出場でHR1本のみと、衰えが顕著です。

08年に最多安打で日本一に貢献した西武・栗山巧も、今季は打率1割台と絶不調。40歳という年齢を考えれば、引退してもおかしくありません」(同)

他方、驚異的な粘りを見せるのがヤクルトの石川雅規とソフトバンクの和田毅だ。

「和田は今年で43歳ですが、現在もローテーションの一角を担い、球速は全盛期と同じレベルという驚異的な持続力を見せている。

このまま、OBの工藤公康元監督や元中日・山本昌氏のように、アラフィフまで現役を続けるかもしれません。

石川も今季43歳ながら、未だに先発として登板を続けている。200勝という大記録まであと17と、届くか否か微妙な数字も、現役にこだわる要因になっていそうです」(同)

やはり、打者より投手の方が選手寿命は長いのだろうか。

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