『ホロライブ』が男性との絡みを解禁へ…『ぶいすぽっ!』急成長に危機感!?

『ホロライブ』が『ぶいすぽっ!』急成長に危機感!? 男性との絡みを解禁へ…

『ホロライブ』が『ぶいすぽっ!』急成長に危機感!? 男性との絡みを解禁へ… (C)PIXTA

長きにわたって“バーチャル鎖国”が続いてきたVTuberグループ『ホロライブ』のメンバーが、男性配信者が多数参加するゲームイベントに参戦。界隈に大きな衝撃が走っているが、その背景にはどんな事情があるのだろうか。

男女絡みがほとんどなかった『ホロライブ』

「ホロライブ」メンバーの参加が発表されたのは、6月25日に開催される第1回『Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6』だ。

同イベントはプロゲーミングチーム・Crazy Raccoonが主催するもので、格闘ゲーム界のレジェンド・ウメハラや人気ストリーマーの関優太、SHAKA、『にじさんじ』の葛葉など、多数の人気配信者が集結した。

そしてその中に、「ホロライブ」の戌神ころねと獅白ぼたんが名を連ねている。

「バーチャルアイドルグループを標榜する『ホロライブ』では、一部の例外を除いて異性との絡みを避ける方針が続いていました。グループ外の男性配信者とコラボしないことは当然、同じプロダクションの男性グループ『ホロスターズ』を避けたり、プライベートで男性と接点を持たないことを公言したりと、かなり徹底していた印象です。

それによって『ホロライブ』はVTuber界トップの地位を築きましたが、ファンが男性との接触に過剰反応する“ユニコーン”として過激化するという側面もありました。

しかし最近では、徐々に男性と接触する機会が増えており、戦略の変化を感じられます」(ITメディア関係者)

今年4月にもラプラス・ダークネス、夏色まつり、常闇トワがストリーマーイベント「RUST ストリーマーサーバー」に参加し、男性配信者と積極的に絡んだことで話題を呼んだ。

ストリーマー人気を追い風に

「『ホロライブ』の方針転換には、ストリーマーブームの過熱という事情が絡んでいるでしょう。

今の配信界隈ではストリーマーの人気が爆発しており、VTuberの中で伸びるのもゲーム配信をメインとする“ストリーマー的”な配信者ばかり。

ストリーマーは大多数が男性ですが、『ホロライブ』としては一部ファンの反発よりも、ブームの恩恵に授かるメリットの方が大きいと判断したのかもしれません」(同)

VTuber界隈で、ストリーマーブームの波に乗って躍進しているのが『ぶいすぽっ!』だ。ゲームを得意とした女性VTuberが集まっており、男性ストリーマーと日常的にコラボすることで大ブレイクし、現在グループの合計登録者数は650万人を突破している。

所属メンバーも着々と増加しており、昨年6月に猫汰つなが加入したほか、今年2月には元『774inc.』の小森めとが移籍加入。さらにストリーマー界隈で熱狂的な人気があった『濃いめのあかりん』が、6月18日に夢野あかりとして「ぶいすぽっ!」に加入したばかりだ。

そうした状況もあり、今後も「ホロライブ」メンバーと男性ストリーマーの接点は増えていくかもしれない。とはいえ、ユニコーンの男性ファンは「ホロライブ」の変化についていけるだろうか…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Khosro / PIXTA