次期朝ドラ『ブギウギ』にジャニーズ性加害問題の余波? 草彅剛を起用したNHKの狙い

草彅剛 

草彅剛 (C)まいじつ

10月2日から、次期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の放送がスタートする。キャストが続々と発表されているが、注目されているのは、ジャニーズ事務所の創設者である故・ジャニー喜多川氏をモデルにした役が登場するか否かという点だ。

『ブギウギ』は、戦後の大スター・笠置シヅ子氏をモデルにした、花田鈴子の生涯を描いたオリジナルストーリー。鈴子役を趣里が演じ、草彅剛や菊地凛子、蒼井優、水川あさみ、柳葉敏郎など、豪華キャスト陣がその脇を固める。

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草彅の朝ドラ初出演が発表されたのは7月4日。上京した鈴子の才能にほれこみ、一流の歌手へと導く作曲家・羽鳥善一役を演じる。

善一のモデルは作曲家の服部良一氏で、往年の名曲『東京ブギウギ』や『別れのブルース』など数多くの楽曲を世に送り出した。

だがここで、ある問題が…。良一氏と笠置氏の生涯を語るうえで、性加害問題で巷を賑わせているジャニー氏の存在が欠かせないのだ。

問題のジャニー喜多川氏は登場する?

「ジャニー氏と良一氏、笠置氏の3人が出会ったのは昭和25年、良一氏と笠置氏がアメリカへ巡業ツアーを行った時のこと。当時、2人のお世話をしていたのが、現地で育ったジャニー氏でした。19歳のジャニー氏は2人にかわいがられ、服部家とは家族ぐるみの深い付き合いになっていきました。

ところが、3人が出会って70年以上の時が経った今年7月15日、良一氏の次男で俳優の服部吉次が、ジャニー氏からの性被害を告白。小学2年生の時からおよそ2年半にわたって性被害を受けていたそうです。良一氏がモデルの人物を演じるのは元『SMAP』草彅というもの何とも言えないところ」(芸能記者)

さらに、ドラマに関わる人物としてはもう1人、良一氏の孫である服部隆之も、この問題に関与している。

吉次の甥っ子にあたる隆之は、ドラマの音楽を担当。良一氏の孫、制作スタッフ、そして性被害者親族という3つの立場を担うことになる。

はたしてNHKはどのような決断を下すのか。いろいろな意味で注目が集まりそうだ。

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