『最高の教師』日テレ“史上最速”の快挙! 最低視聴率の『CODE』と決定的な差

松岡 茉優 

松岡 茉優 画/彩賀ゆう

松岡茉優の主演ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の総再生回数が、関連作品を含めて1200万回を突破したことがわかった。

本編の第1話から第4話に加え、第1話のディレクターズカット版やオリジナルコンテンツ『3年後の僕たちは』などをあわせた総再生回数で、今回の記録は同局史上最速だという。

一方、同じ日テレドラマ『CODE-願いの代償-』が第6話で〝最低視聴率〟を叩き出し、明暗がクッキリ別れたようだ。

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2作品は、いったいどこで差がついてしまったのだろうか…。

「最高の教師」は、松岡演じる教師・九条里奈が担任クラスの誰かに殺されかけた瞬間、1年前にタイムリープ。この日を境に死ぬ気で生徒たちと向き合い、教育に励むことを決心した九条は、あの手この手で生徒たちが抱える問題を解決していく。

「九条が死に直面する衝撃展開で幕を開けた第1話。それ以降は鵜久森叶(芦田愛菜)の自殺を食い止めたり、自身の離婚問題を回避したりと、九条の説得によって、物事が改善されていきます。日テレはお堅いドラマが多いと言われていますが、タイムリープ要素を加えたことにより、ライトに視聴できる点が好評を博しているのでしょう」(ドラマライター)

『CODE』が不人気の理由

対して主人公に次々と不幸が襲いかかるドラマが、坂口健太郎主演の「CODE」だ。

こちらの作品は、二宮湊人(坂口)が婚約者の死をきっかけに、どんな願いも叶えてくれるアプリ「CODE」の謎を解き明かしていくノンストップ・クライム・サスペンス。原作は台湾の大人気ドラマだが、日本では主人公の評判が悪い。

「二宮は『CODE』関係者をことごとく死なせてしまう、いわゆる役立たず。感情任せで突っ走ってしまう節があり、そのせいで話がなかなか前に進みません。むしろ彼の協力者である椎名一樹(染谷将太)の方が好評で、ネット上では〝主人公不要論〟が浮上するほど。

主人公の不人気さが祟ったのか、8月6日放送の第6話の世帯平均視聴率は、過去最低の4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。初回放送では6.1%を記録していたのですが、着々と視聴者離れが加速しているようです」(同・ライター)

ちなみに民放公式テレビ配信サービス『TVer』では、両者のお気に入り登録者数にそれほど大きな差はない。それでも「最高の教師」だけが評価されている現状を考えると、主人公に感情移入できない点が決定的な敗因ではないだろうか。

「CODE」はどこかでテコ入れをしないと、このまま「最高の教師」に差をつけられていくいっぽうかもしれない。

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