『8LOOM』だけじゃない! 映画&ドラマから生まれて成功した音楽グループ

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昨年10月期放送のドラマ『君の花になる』(TBS系)から誕生した、ボーイズグループ『8LOOM』が今もなお人気だ。

ドラマは、元高校教師の仲町あす花(本田翼)がひょんなことから7人組ボーイズグループの寮母になる成長物語。この7人組ボーイズグループこそが8LOOMであり、彼らは実際に楽曲をリリースし、イベントへ出演するなど多岐にわたって活躍している。

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「平均世帯視聴率5.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、ドラマとしてはヒット作とは呼べませんが、2025年末に映画化されるとの報道がありました。

その理由は8LOOMの人気があるため。グループには特撮出身の高橋文哉や綱啓永、元韓国アイドル練習生のNOAなど粒ぞろいなメンバーが集結。グッズや写真集、ライブDVDなども売れ行き好調のようです。

ドラマ終了後、ファンからは〝ロス〟の声が飛び交うほどで、彼らがスクリーンに帰ってくるとなれば、話題になる。映画化で、さらに人気になるでしょう」(芸能ライター)

8LOOMのように映画やドラマの活躍を経て、人気に火がついた音楽グループは少なくない。

映画&ドラマ発の音楽グループの成功例

たとえばCHARAがボーカルを務める『YEN TOWN BAND』は、1996年に公開された岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』に登場した架空のバンド。現実世界でもシングルやアルバムをリリースし、オリコンチャートで1位を獲得。映画が公開された後も不定期ながらライブ活動を行っているようで、2021年11月には25周年ライブが千葉で開催された。

13年公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』では、劇中バンド『CRUDE PLAY』と『MUSH&Co.』が映画の世界を飛び出し、CDデビューを果たしている。現在は活動していないが、両バンドのデビュー曲もオリコン入り。YouTubeで公開されているミュージックビデオもCRUDE PLAYの『サヨナラの準備は、もうできていた』は614万回再生、MUSH&Co.の『明日も』には1300万回再生を突破している。

他にも映画『マイ・バック・ページ』の主題歌となったボブ・ディランのカバー『My Back Pages』がきっかけで誕生した『地球三兄弟』や、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)のキャストで結成された『今日俺バンド』も記憶に新しい。

「これだけ成功例が多いのであれば、8LOOMの人気が、さらに高まる可能性もある。彼らはSNSにも力を入れており、今やTikTokのフォロワー数は430万人超。今後もSNSを活用してファンを取り込んでいけば、国民的アイドルも夢じゃない」(同・ライター)

8LOOMが一世を風靡する日も、そう遠くはないのかもしれない。

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