アトリエ最新作はまさかのソシャゲ…「課金じゃなくて錬金がしたい」と荒れるファン

アトリエ最新作はまさかのソシャゲ…「課金じゃなくて錬金がしたい」と荒れるファン

アトリエ最新作はまさかのソシャゲ…「課金じゃなくて錬金がしたい」と荒れるファン (C)PIXTA

『ライザのアトリエ』の大ヒットによって、アトリエシリーズはニッチなオタク向けRPGから、日本を代表するRPGへとブランド力が上がった。しかし8月8日にYouTube上で配信された『「アトリエ」シリーズ新作発表会』は、まさかの大荒れとなってしまった…。

ファンの予想を裏切った新作発表

ここ最近の「アトリエ」シリーズでは、『ライザのアトリエ』の続編や過去作である『マリーのアトリエ』のリメイクなどが発表されてきた。そのためファンたちもそろそろ“新しいアトリエ”が見たくなっていたようで、約4年ぶりとなる新作シリーズの発表に大きな期待が集まっていた。

そんななか、新作として発表されたのが『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』。最初に公開されたゲーム映像では、いつもながらの“萌える”キャラクターが多数登場しており、視聴者たちは大興奮していた。

しかしその直後、同作がスマートフォンやPCに向けて配信される、いわゆる“ソシャゲ”だったことが発覚。スタミナやガチャ石っぽいものが確認できる、まさに昔ながらのソシャゲといった雰囲気だったため、一転して配信のコメント欄が大荒れしてしまう。

その後も約1時間にわたってコメント欄が荒れ続け、SNS上でも落胆を隠そうとしないファンが続出。《本当に昔からのファンなんだけど裏切られた》《課金じゃなくて錬金がしたい》といった意見が相次いでいる。

ソシャゲ化で失敗しがちなJRPG

アトリエシリーズの新作発表会は、ちょっとした放送事故となってしまった。やはりファンが求めていたのは、フルプライス買い切り型の最新作だったのだろう。

「実は以前からアトリエシリーズでは、『アトリエ クエストボード』や『アトリエオンライン』といったモバイルゲームが作られてきました。しかし、ことごとくサービス終了しており、ヒット作に恵まれていません。

それでも諦めずに新作をリリースしてくるあたり、コーエーテクモとしては、どこかで“ソシャゲで一発当てたい”という思惑があるのかもしれません」(ゲームライター)

人気シリーズがソシャゲに手を出して、人気を維持できず早期にサービス終了を迎えるのは、ゲーム業界ではよく見る流れだ。

たとえば『テイルズ オブ』シリーズも、『テイルズ オブ クレストリア』や『テイルズ オブ ルミナリア』といったスマートフォン向けゲームが短命で終わってしまい、苦戦していた。

アトリエシリーズの新たな“錬金術”は成功するのだろうか。「ライザのアトリエ」のヒットが無駄にならないことを願う。

文=「まいじつエンタ」編集部

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