シリーズ最新作『レスレリアーナのアトリエ』のガチャ金額が強気すぎる?「これが本当の錬金術」

シリーズ最新作『レスレリアーナのアトリエ』のガチャ金額が強気すぎる?「これが本当の錬金術」

シリーズ最新作『レスレリアーナのアトリエ』のガチャ金額が強気すぎる?「これが本当の錬金術」 (C)PIXTA

大人気『アトリエ』シリーズの最新作『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』(レストリ)が、9月23日にリリースされた。

力の入ったゲーム内容が称賛されている一方、いわゆる“ガチャ”の金額設定については、《強気すぎる》との意見も相次いでいる。

「10連」と「天井」の値段設定は…

同作は「アトリエ」メインシリーズのタイトルとしては初となる、スマートフォン向けのアプリ。お馴染み「調合」システムの実装はもちろん、ライザやロロナといった歴代の人気主人公たちがゲーム内に登場しており、コンシューマーゲームに引けを取らない完成度となっている。

一方でリリース当初から話題になっているのが、ガチャの金額設定。同作は一般的なソーシャルゲームと同じくガチャが用意されており、星1~3までのキャラクターや、装備アイテムの「メモリア」を入手できる仕組みだ。

ガチャを引くには、課金などで手に入る「星導石」が必要で、1回に300個、10連では3,000個を消費することに。そして初回以降の「星導石」販売価格で計算すると、10連を引くためには6,000円がかかることになる。

厳密に言うと、この価格で購入できるのは有償石3,000個と、おまけの無償石550個なので、実際には“10連1回につき6,000円弱”の計算になるだろう。

「また、同作はいわゆる『天井』の代わりに、ガチャを引くたびにもらえるメダルによる交換システムを設けており、メダル150枚で好きなキャラクターと交換できます。10連で11枚のメダルが手に入るため、実質的に1天井7万2,000円ほどになる計算ですね。

この価格設定が妥当かどうかは分かりませんが、ユーザーのなかには不服に感じる人も多いようで、SNS上では《10連ガチャ一回で、ゲームソフト一本買える値段は強気がすぎる》《これが本当の錬金術》といった声が相次いでいます」(ゲームライター)

人気ソーシャルゲームのガチャ相場

「レスレリアーナのアトリエ」のガチャ価格は、相場と比べてどれだけ強気なのだろうか。

「たとえば長年人気を博してきた『Fate/Grand Order』のガチャは、30個の石で11連を引ける仕組みで、販売価格から計算すると2,100円ほどかかることになります。そして天井は、約5万5,000円の計算。

『原神』や『ブルーアーカイブ』、『ウマ娘 プリティーダービー』など、ほかの人気ソシャゲも10連は3,000円ほどの設定がほとんど。天井については、5万~6万程度の設定が一般的となっています。

そう考えると、『レスレリアーナのアトリエ』は若干強気に見えますね」(同)

とはいえ同作には、1日1回キャラクターの限界突破アイテムを獲得できる「ピースクエスト」というシステムが用意されている。また、広告動画を視聴することで、ランダムで10~300個の無償石が手に入るという仕組みも。

いずれも他のタイトルではなかなか見られない珍しいシステムで、無課金プレイヤーへの配慮を感じさせる。実質的には、そこまで課金圧が強いゲームではないとも言えるだろう。

ただ、ネット上では「10連6,000円」というレッテルが一人歩きしており、イメージを損なう原因になってしまっている。広く受け入れられる作品にするためにも、運営は紛らわしい値段設定を見直した方がいいかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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