スクウェア・エニックスの株価が暴落! 戦犯は『FF16』『ダイの大冒険』なのか…?

スクウェア・エニックスの株価が暴落! 戦犯は『FF16』『ダイの大冒険』なのか…?

スクウェア・エニックスの株価が暴落! 戦犯は『FF16』『ダイの大冒険』なのか…? (C)PIXTA

日本を代表するゲーム会社の一角であるスクウェア・エニックスに、試練の日々が続いている。今年中旬ごろから株価が大幅に下落しており、ライバル会社に追い抜かれている状況。ファンたちは原因究明に躍起を続けている。

1年半ぶりにスクエニの株価が…

今年のスクウェア・エニックスの株価は、主に6,000円台で推移しており、6月には7,000円を超えることもあった。しかし8月頃から大幅に下がり、現在は5,000円を割るほど下落している。

スクウェア・エニックスの株価が5,000円を下回るのは、昨年4月からおよそ1年半ぶりのこと。今年は『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)というAAAタイトルの発売があったため、好調を予想されていたのだが、意外な状況となっている。

「『FF16』が発売されたのは6月22日のこと。その前後は株価が跳ね上がっていましたが、それ以降に急落していきました。『FF16』はゲームとしてのクオリティはかなり高いのですが、FFシリーズのファンの期待のハードルが高すぎたあまり、賛否両論となっている。もし誰もが認める傑作となっていれば、状況は違ったのかもしれません。また、ファンのあいだでは、9月28日にリリースされた『ダイの大冒険 インフィニティストラッシュ』が“戦犯”ではないかという意見もあがっています」(ゲームライター)

“傑作”を生み出せなくなったスクエニ

「ダイの大冒険 インフィニティストラッシュ」は制作発表から3年がかりで制作されたゲームだが、止め絵を連発したムービーパートや『鬼岩城の戦い』で終わる中途半端なストーリーなどが火種となり、ファンが大荒れした。

とはいえ、株価の下落はもっと前から始まっていたので、同作の影響はそこまで大きくないかもしれない。

「スクウェア・エニックスは今年いくつもの大作をリリースしました。その筆頭がオープンワールドRPG『FORSPOKEN』でしたが、まさかの不評で、Steamのユーザーレビューが“賛否両論”となっているほど。

また、目立つのは買い切りゲームの不調だけでなく、『聖剣伝説 ECHOES of MANA』などのスマートフォンアプリも短期のサービス終了が相次いでいます。近年、誰もが認めるレベルの名作を生み出せておらず、ゲーマーの不信を買っていることが、株価に反映されているのではないでしょうか」(同)

他方で業界全体を見渡すと、『ストリートファイター』や『バイオハザード』などでお馴染みのカプコンは、今年に入ってから株価が絶好調。今やスクウェア・エニックスを追い抜いている。

スクウェア・エニックスは日本を代表するゲーム会社の地位を、今後も保てるのだろうか…。ひとまずは来年2月29日に発売される『ファイナルファンタジーVII リバース』の出来栄えに期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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