『ゴジラ−1.0』は『シン・ゴジラ』を超えた? “ゴジ泣き”の前評判を覆して絶賛の声「100倍以上面白い」

(C)Roman Samborskyi/ Shutterstock 

11月3日公開の映画『ゴジラ−1.0』に、絶賛の声が相次いでいる。

週末3日間で観客動員数64万人、興行収入10.4億円を突破。2016年に公開され、最終興収82.5億円を記録した『シン・ゴジラ』と比較すると、観客動員対比114.7%、興行収入対比で122.8%の好スタートとなった。

映画は『ALWAYS続・三丁目の夕日』で知られる山崎貴氏が監督・脚本・VFXを担当。終戦後、焦土と化した日本を舞台に、突如現れたゴジラが全てを失った人々をさらに〝-(マイナス)〟にたたき落とす。

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10月27日開催の上映会では、山崎監督とともに『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明監督が登壇。「ゴジラ−1.0」について問われた庵野監督は「いろいろツッコミどころは満載なんだけど、それは横に置いておいて、面白いです」と絶賛した。

続けて「山崎くんが今までやっていた色々な映画の仕事の集大成になっていて、すばらしい。今まで培ってきた技術を無駄なく全部持ってきて上手だなと思いました」とさらに褒め称えた。

減点方式だと100点ではないが…

「日本VFXの第一人者として知られる山崎監督ですが、『STAND BY ME ドラえもん』シリーズでは〝ドラ泣き〟と呼ばれる演出を多用し、ブーイングが吹き荒れました。

今回のゴジラも当初、〝ゴジ泣き〟演出を入れてくるのか不安の声が上がっていましたが、蓋を開けてみれば絶賛の嵐。『シン・ゴジラ』のスタートを超えたのですから、驚いたファンも多いです」(映画ライター)

映画館へ足を運んだ人からは《減点方式で見たらとても100点満点ではない。しかし、加点方式にしたら100点越える》《正直最初はアレなんじゃねえかと思っていたけど、スゲー良かった、良い作品じゃないか》《『シン・ゴジラ』ファンには悪いけど、100倍以上こっちのほうが面白いです》《ゴジ泣きはしませんでしたが、別の部分で泣きました…》といった感想が並んでいる。

こうなると、興行収入がどこまで伸びるかに注目が集まってくるだろう。

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