『いちばんすきな花』主人公たちは自己中のクズ? 繊細アピールをしながら他人を傷つける行動を連発

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11月9日放送のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)第5話で、神尾楓珠が演じる佐藤紅葉の言動が物議を醸している。

「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、全く違う人生を送ってきた男女4人が交錯するオリジナル作品。紅葉は、コンビニで働きながらイラストレーターの夢を追いかけている男性。周囲から〝友達が多い〟とのイメージを持たれ、自分自身もそのキャラを演じている。しかし本当は、本音で悩みを打ち明けられる友達はおらず、「昔から一対一で向き合ってくれる人がいなかった」という思いを抱えている。

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第5話では紅葉のもとに、著名な油絵アーティストからコラボの依頼が舞い込んだ。話を聞きに行くと、そこにいたのは高校時代〝ぼっち〟だった同級生・シノミヤ(葉山奨之)だった。シノミヤは「僕たちのような日陰の存在に気づいてくれるの佐藤君だけだった」と再会を喜ぶ。

しかし紅葉は「一人でかわいそうな奴、余っている奴がいるとありがたかった」と切り出し、「本当は友達なんかいなくて、目立つ奴といていいように使われていただけ。それが続くのしんどかったから一人でいる奴を見つけて優しいフリ、ほっとけないみたいなフリをして…」とぶっちゃける。

シノミヤは悲しそうな表情を浮かべながら「そっちの勝手な罪悪感で、こっちのいい思い出塗りつぶさないでよ」と返すのだった。

自分だけを大事にする自己中の集まり

「シノミヤにとって、紅葉とコラボしようとしたのは100%の善意から。いわば過去の恩返しがしたいと純粋に思ってのことでしょう。そういった気持ちを踏みにじった紅葉は、自分の心の内を告白して楽になりたかっただけ。

自分が傷つく事には人一倍敏感なのに、シノミヤを傷つけることは平気で言う。これまで、人の気持ちに寄り添ったドラマだっただけに、ガッカリしました。こういった描写が続くと、紅葉をはじめとする主人公4人が、なぜ集団の中で浮いてしまうのか、その原因は主人公たちにあると言わざるを得ません」(ドラマライター)

こうした失礼演出はほかにもある。

「椿(松下洸平)の元婚約者に会った際、紅葉ら主人公たち3人が元婚約者に合掌するシーンがありました。これは、椿が自宅前の花壇に婚約指輪を埋めて〝オクサマ〟と書いたアイスの棒を立て、思い出を供養しているから。

主人公たちは、椿の家を訪れる度に〝オクサマ〟に合掌をするのが習慣になっていたため、本物が現れてもとっさに手を合わせてしまった…という一幕でした。しかしこ《自分がこういうことされたら根に持つくせに》《繊細アピールしといて、他人には無意識で攻撃しまくる自己中》と揶揄されました」(同・ライター)

最終回で、4人全員が自業自得のクズだった…という結末なら、視聴者も納得するだろう。

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