『どうする家康』また脚本改悪か!? 松潤家康ばかり活躍で、敵将の名場面をカット? 歴史ファンがガッカリした演出

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

『嵐』松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』が11月12日に放送され、クライマックスの「関ヶ原の戦い」が描かれた。歴史ファンからは石田三成(中村七之助)の有名な逸話シーンがカットされているとの指摘が相次いでいる。

西軍の石田三成と東軍の徳川家康(松本)、両陣合わせ15万の兵が集結し、天下分け目の大戦が始まった。戦は勝負どころを見極め、自ら前線へと駆け上がった家康が勝利。西軍についた各武将は、減給や斬首など様々な処遇を受けた。

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敗戦した三成は、最期に家康と対面。家康が「戦なき世に出会いたかった。さすれば、無二の友となれたはず」と無念を伝えると、三成は「さにあらず。これは、豊臣の天下のために為したること。その志、今もって微塵も揺らいでおりませぬ」と今でも豊臣秀吉を仰いでいると力強く答える。

そうした問答の末、画面には「石田三成、京・六条河原で斬首」とのテロップが入れられ、三成の末路を知らされるのだった。

また松潤が脚本を変えたのか?

「三成といえば、処刑される直前に勧められた柿を『柿は毒があるかもしれず、体に悪い』と断り、大志ある者は最後の最後まで命を惜しむものだとの逸話が伝わっています。これは、三成の人柄がよく表れているとして、戦国時代ファンならだれもが知るエピソード。10月30日放送の第41回で、味方からもらった干し柿を手に取ろうとしないシーンが流れ、伏線は準備万端でした。

しかし迎えた最期の場面では、そんな伏線を無視するというまさかの展開に。これまでの大河で散々こすられたネタであっても、七之助が演じる三成でこのシーンを見たかったと嘆く視聴者は多かったはずです」(芸能ライター)

先日『週刊文春』に掲載された記事によると、松本が後輩の『Snow Man』宮舘涼太の出演予定を〝まだ大河に出る器じゃない〟と切り捨てたほか、家康は格好良く他の役者は目立たぬように台本を改変していたことなどが報じられている。

「七之助の見せどころを奪ったのも松本なのではないかと邪推も飛び交うのも当然。処刑前の三成が家康と対面した史実がないことからも、ちゃっかり2人が対峙するシーンを入れ、家康の見せ場を作ったとの見方もでています」(同・ライター)

これで作品のクオリティーが向上しているなら、まだ許せるのだが…。

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