アニメ映画『デデデデ』先行き不安? YOASOBI・幾田りら&あの声優起用に賛否「自然な人選」「いかにもって感じ」

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

11月20日にアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の声優キャストが発表され、W主演を『YOASOBI』の幾田りらと、タレント・あのが務めることがわかった。

映画の原作は、浅野いにおによる同名コミックス。2014年から『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載され、昨年に完結している。

「『デデデデ』は東京上空に巨大なUFOが襲来するも、世界は滅亡することなく、円盤と共に日常を過ごす2人の少女を描いた作品。浅野といえば『ソラニン』や『おやすみプンプン』でお馴染みの漫画家で、一部のコアなファンから愛されてきました」(芸能ライター)

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主人公である2人の少女のうち、担任教師に思いを寄せる女子高生・小山門出を幾田、戦争ゲームオタクの女子高生〝おんたん〟こと中川凰蘭をあのが務める。映画は2部作で、前章は2024年3月22日、後章は4月19日に公開される予定だ。

「話題性重視のキャスティング」

幾田は《たくさんファンの方がいらっしゃる作品なので、良い意味でプレッシャーを感じながら、ワクワクしながら挑みました》《一番身近で大切な人との時間や会話の愛おしさを改めて強く感じることができました》とコメント。

あのは《浅野先生からは「あのちゃんがやるおんたんそのままでいいから」と言っていただけたので、自分の思うおんたんを全部ぶつける気持ちで演じました》と語っている。

幾田は映画『竜とそばかすの姫』で声優経験があるが、あのは声優初挑戦。オーディションに参加して、役を勝ち取ったそうだ。

『デデデデ』読者層と幾田&あのタッグは相性がいいようにも思えるが、ファンの間では《浅野いにおみたいなサブカル系だと却って自然な人選って感じ》《デデデデ特有のサブカル感と人間の生々しい感じが表現できてそうで最高》《「いかにも」って感じでクソデカため息ついてる》《話題性重視のキャスティングはして欲しくなかったわ》と賛否が分かれている。

「2人以外は、種﨑敦美や和氣あず未、入野自由、津田健次郎、諏訪部順一といった実力派声優が脇を固めているだけに、賛否が分かれるのもうなずける。浅野といえば良くも悪くも〝サブカル〟の代表的な作家として語られることも多く、読者は『尖った作品』『一般ウケ』『大衆向け』など選民意識丸出しな用語を使いがち。〝今流行り〟の幾田と〝サブカル路線ど真ん中〟のあのというキャスティングに反発したい年頃なのかもしれません」(同・ライター)

最近の映画は、何らかのサプライズがある場合が多い。2人の声優起用も公開後に発表していれば、さらに話題になったかもしれない。

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