Ado、ついに世界進出! グロバールヒットを狙うための『YOASOBI』パターンとは

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

若者から絶大な支持を集めるソロアーティスト・Adoが、ついに世界進出をスタートさせる。10月24日、彼女の世界進出告知動画が公開され、来年2月から4月にかけて、初となるワールドツアーを開催すると発表された。

「昨年10月、彼女の20歳の誕生日に、アメリカのレーベル、ゲフィン・レコードとパートナーシップを締結すると発表され、全米への本格進出は決まっていました。その後、Adoが劇中歌を担当したアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』が11月に北米で公開され、3日間で興行収入751万5251ドルを記録しています」(音楽ライター)

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現在、日本アニメやSNSを通して日本のアーティストがピックアップされる機会が増えている。その筆頭として挙げられるのが、やはり『YOASOBI』だろう。

彼らはアニメ【推しの子】に起用された楽曲『アイドル』が世界的に大ヒット。YouTubeでの再生回数は約6カ月で3.5億回を記録している。

『アイドル』の世界的ヒットは日本語だからこそ?

「以前、海外進出といえば英語楽曲を歌うのが当然でした。しかし今は〝日本語であるからこそいい〟という価値観が世界中で共有されています。

『YOASOBI』は英語版第1弾EP『E-SIDE』、第2弾『E-SIDE 2』に加え、『怪物』『群青』『アイドル』の英語版を配信リリースしています。YouTubeチャンネルには英語版のMVも公開されますが、再生回数はまったくと言っていいほど伸びていません。唯一『アイドル』の英語版だけは3000万回近い再生回数を記録しているものの、それ以外は1000万回どころか100万回にも届かないことがほとんど。

この理由は、音楽やアニメのストリーミング配信が本格化し、〝海外からみると洋楽〟である日本語楽曲が、自然と受け入れられているのでしょう。もちろんこの背景には、ラテンミュージックやK-POPのグローバルヒットも関係していると思います」(同・ライター)

以前、宇多田ヒカルが世界進出した際は、お世辞にも成功とは言えない状況だった。それはR&Bの本場であるにも関わらず、英語楽曲で勝負したからかもしれない。

ストリーミングやSNSの発達で、人々の意識や生活がすっかり変わったことが伺えるだろう。Adoの世界的な成功にも期待がかかっている。

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