ミキ『M-1』準々決勝で敗退…変わらない芸風が致命傷に 来年の『M-1』も絶望的?

ミキ (C)まいじつ

12月7日に行われる『M-1グランプリ2023』準決勝へ進出する30組が発表された。テレビで活躍する人気コンビが続々と落選しており、実力派兄弟漫才コンビ『ミキ』の敗退も決まった。

今大会は、史上最多の8540組がエントリー。準決勝に駒を進めたのは、決勝進出経験者の『オズワルド』や『真空ジェシカ』『さや香』、多数の単独ライブをこなす『ななまがり』や、注目度の高い『令和ロマン』ら30組。

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12月4日に発表される〝特別出場枠〟として1組がワイルドカードとして進出できるため、『ミキ』が復活する可能性もある。しかし、『男性ブランコ』や『EXIT』、なかやまきんに君とケイン・コスギの『パーフェクトパワーズ』らが敗退し、改めて準決勝の壁の高さが浮き彫りとなった。

「ミキは2017年に初めて決勝に進出し、18年には敗者復活戦を制して決勝へ。19年からは準々決勝・準決勝あたりで敗退が続いています。レギュラー番組も多数持つ売れっ子で、安定したファンも多いですが、芸風を1mmも変える気がないで、今年の敗退も妥当といえます。

なんなら18年の敗退復活に関しても、明らかに2位の『プラス・マイナス』のほうがウケていました。しかし、敗退復活のファン投票システムによって決勝へ。案の定スベってましたから」(芸能ライター)

これからブレークする芸人が優先?

今後、ミキの決勝進出はさらに前途多難だという。

「M-1で優勝するには、ネタの出来や当日のウケはもちろん〝M-1ドリームを掴んでほしいコンビか〟という視点も含まれる。まだ売れっ子ではないフレッシュさも大事なので、ミキが決勝に進むことは現実的にもう厳しいでしょうね。

M-1常連になっている『オズワルド』も今年、同様のことが言えます。お笑いファンとしても、貴重な決勝・敗者復活枠をすでに売れているコンビに獲られるのは萎えますからね」(同・ライター)

そんな厳しい声があがる「ミキ」だが、『ナインティナイン』岡村隆史は11月23日放送のラジオ番組『ナインティナインANN』(ニッポン放送)で「ここでミキ腐らないでね、『岡-1』もありますんで、応援してます」とエールを送っている。

岡村いわく「岡-1」は面白さより、やる気や前向きさが評価されるという。まさに「ミキ」にぴったりの賞レースである。

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