『呪術廻戦』漫才バトルに続いて裁判バトル勃発! 作戦会議中の“三輪ちゃん乗っ取り説”の真相は?

『呪術廻戦』漫才バトルの次は裁判バトルが勃発!? 衝撃展開の裏で“三輪霞の乗っ取り”をめぐる考察が過熱

『呪術廻戦』24巻(芥見下々/集英社)

『呪術廻戦』で衝撃の展開が続いている。つい先日まで、少年漫画の常識を覆すような漫才バトルの様子が描かれていたが、12月4日発売の『週刊少年ジャンプ』1号に掲載された第244話『人外魔境新宿決戦(16)』では、新たに“裁判バトル”が勃発した。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

新宿を舞台に繰り広げられてきた、両面宿儺と高専サイドの呪術師たちによる総力戦。五条悟、鹿紫雲一がそれぞれ敗れてしまった後、戦地に投入されたのは虎杖悠仁と日車寛見のコンビだった。

日車は“闇落ち”したエリート弁護士で、裁判を開いて相手を裁く術式の使い手。さっそく領域展開「誅伏賜死」(ちょうぶくしし)を発動し、宿儺を法廷に立たせる描写が描かれた。渋谷の大量殺人をめぐる裁判の「三審」を請求することで、宿儺を死刑にしようという狙いだ。

前回のエピソードでは、お笑い芸人の術師・髙羽史彦と羂索の対決が終結したばかり。髙羽による「超人」(コメディアン)の術式は現実をコントのように改変する力があり、ギャグ漫画のような展開が繰り広げられた。最終的に羂索が髙羽と2人でお笑いコンビを組み、大舞台で漫才をやり遂げるという光景が描かれ、いろいろな意味で読者に衝撃を与えた。

それに続いて、今回はラスボス級の敵が法廷に立ち、裁判バトルが始まるという異色の流れ。ネット上では《漫才の次は裁判!? どんなバトル漫画やねん》《漫才の次は裁判始まったし、本当になんなんだこの漫画…?》といった声が相次いでいる。

新たな悲劇が巻き起こるフラグ?

その一方で、最新話をきっかけとして、今後の展開に関わる考察も盛り上がっている。回想シーンとして、新宿決戦の前に行われた高専サイドの作戦会議が描写されたのだが、そこで「三輪霞が羂索に肉体を乗っ取られる説」が浮上しているのだ。

三輪は「シン・陰流」剣術の使い手で、渋谷事変では羂索に斬りかかるシーンがあった。その際、今後二度と刀を振るわないという縛りを自らに課していたらしく、作戦会議では苦笑いを浮かべながらその話について言及。

なんてことのない描写に見えるものの、ここで三輪の笑い方が「タハハ」と表現されていたことから、《羂索と同じ笑い方なの怖すぎる》《やっぱり三輪が羂索を継ぐものなんじゃないの?》と考察する読者が続出している。

たしかに三輪と羂索の笑い方はよく似ており、死滅回游では意味深に戦場をうろついている描写も存在した。また、羂索が肉体を乗っ取ると額に縫い跡ができるのだが、三輪の髪型がいつの間にか額を隠すようなものに変わったという指摘もある。

羂索は第243話で倒された後、自分の意志を継ぐ者がいることを仄めかしていたが、それは三輪を指しているのかもしれない…。

とはいえ、時系列的に作戦会議の時点では羂索は存命であり、その脳は夏油傑の肉体に収まっていたはず。「タハハ」と笑っていたのは三輪本人である可能性が高いだろう。

はたして三輪をめぐる読者たちの危惧はどこまで的中するのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ