『M-1』ファイナリストが“ネタ選び”の裏側を告白! 決勝での失態に千鳥・ノブが「ちょっとした犯罪を見てるみたい」

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

12月24日に開催された『M-1グランプリ』で、敗者復活戦を制したお笑いコンビ『シシガシラ』が、決勝戦の舞台裏を明かした。

当日午後3時からの東京・新宿で行われた敗者復活戦は、決勝進出を逃した21組が出場。『シシガシラ』は、脇田浩幸のハゲを名曲でイジるネタを披露し、審査員5票中4票を獲得して『ヘンダーソン』と『ナイチンゲールダンス』を下して突破。2人は決勝会場の六本木・テレビ朝日へ向かった。

【関連】『M-1』トップバッター不利は過去の話?『キングオブコント』では1・2番手が決勝ファイナルに進出 ほか

「敗者復活戦の会場にいた人たちは、『あの歌ネタを見せてやれ!』という気持ちで送り出したはずですが、『シシガシラ』が決勝に舞台で披露したのは全く異なるハゲネタでした。

しかも脇田がハゲのコンプラ意識に怒るという手垢まみれの設定で、どのボケもスベリまくり、あっさり敗退しました。これには『千鳥』ノブも『決勝のネタ始めてすべり出したとき、ちょっとした犯罪を見てるみたいやった』と、騙された感覚に陥ったと話しています」(芸能ライター)

優勝した「令和ロマン」の裏話

異なるネタを披露したことについて、本番直後に行われた『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』に出演した『シシガシラ』は、決勝に進出したらコンプラネタをやると「決めていた」「準決勝で『ダンビラムーチョ』とか(『モグライダー』)が歌ネタをやるのを知ってたんで、避けたかった」と明かす。

そのほうが自分たちに有利である上、番組全体の流れ的にも良いと踏んだようだ。

「決勝のトップバッターを務めて優勝した『令和ロマン』も、『(出番が)何番手なら何やろうかなと決めていて』『トップバッターだったのでうしろの人に勢いがつくような、お客さんに話しかけるようなしゃべくりをやろう』『超神大会にしてやろう』と、1本目のネタを選定したことを告白しています。彼らも『シシガシラ』同様、自分たちの利益のほかに〝番組・視聴者視点〟があったことがわかります」(同・ライター)

ライバルを蹴落とすのではなく、共生しようという心意気が〝令和らしい〟と言えそうだ。

【あわせて読みたい】