松本人志　 （C）まいじつ　

昨年末に発覚した『ダウンタウン』松本人志、『スピードワゴン』小沢一敬らによる性暴力疑惑が、年明け以降も「あった」「なかった」と意見が割れている。しかし、業界からは被害を告発する声が上がっており、記事の信憑性を高めている。

2人は『週刊文春』で、複数の女性に性行為の強要などを行っていたことが発覚。松本の属する吉本興業は「事実無根」と法的措置を検討すると発表し、小沢のホリプロコムは「お話することはございません」と煮え切らないコメントを出している。

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ネット上ではこの証言について、虚言や金目当てだとする意見が相次いでいる。だが、報道の直後、業界内からも事実だと裏付けるような証言が飛び出した。

証言したのはアイドルグループ『アイドリング!!!』の元メンバーで、現在はアイドル時代の異常な習慣を告発する言論活動も行っているボイストレーナー・遠藤舞だ。

遠藤は12月28日、自身のXで《昔例の会に誘われた事があり、もし断ってなかったら私も例の人に献上されてたという事。私が被害に合わなかった理由はただ一つ「危ない飲み会には行かない」これだけなので、皆も芸能人くる！とかやたらキラキラの会には行かないようにしような》とポストした。

実名は出していないが、明らかに松本・小沢の記事を踏まえて投稿し、自身も被害を受ける一歩手前だったと告発したのだ。

菊地亜美や朝日奈央にも疑惑の目？

また遠藤は《自衛できなかった、断れなかった女が悪いって流れあるけど飲み会の主催者が「今日は性加害あり！」なんていって女の子集めるわけないじゃないですか》《チャンスを逃したり人生の楽しみを失いたくないから「今日の飲み会は大丈夫かな…？」と怯えながら安全が危険かほぼ賭けで挑んで、賭けに負けたら自業自得なんですかね？》とも投稿。被害者への誹謗中傷も批判している。

「松本・小沢のどちらかは伏せているが、少なくとも、どちらかの飲み会に誘われたこと、参加していたら同じ目に遭っていたことは確定的。『文春』に掲載された被害者は一般女性でしたが、遠藤はアイドルだったため、枕営業強要の面もあるでしょう」（芸能ジャーナリスト）

遠藤の属していた「アイドリング!!!」は、複数の事務所からメンバーが集まる『AKB48』のような方式を採っていた。運営元はグループと同名の番組を放送していたテレビ局である。

「『アイドリング!!!』はグループ人気がないのに、バラエティー番組に多く出演していました。松本は各局で冠番組を持っていたし、小沢もテレビでたまに見る芸人。顔合わせや『ご挨拶』と称し、飲み会の場に送り出されることは容易に想像できる。そうなると、テレビ局ぐるみで献上の場を作っていたことにもなりかねません」（同）

「アイドリング!!!」元メンバーには、菊地亜美や朝日奈央といった売れっ子も多い。今回の告発は、こうしたタレントが〝献上〟の力で売れたという疑念も生んでしまうだろう。

多くの人を巻き込んでいるだけに、真相解明されることを願うばかりだ。