
『名探偵コナン』100巻(青山剛昌/小学館)
アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)の第1038話『揺れる警視庁~1200万人の人質~II(デジタルリマスター)』が、3月26日に放送された。作中には若かりし頃の千葉和伸刑事が登場したのだが、現在とはまったく違う見た目だったため、視聴者たちに違和感を与えてしまったようだ。
※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています
杯戸町にあるショッピングモールにて、佐藤刑事や白鳥警部と遭遇した少年探偵団。そんななか、白鳥警部の乗り込んだ車が爆発し、犯人が萩原研二と松田陣平の殉職のきっかけとなった爆弾犯だということも発覚する。
松田を救えなかった過去を持つ佐藤刑事は、すぐさま犯人の捜索を開始。千葉刑事が手配してくれた車に乗り込み、コナンと共に町中を駆けめぐる。また他の少年探偵団は高木刑事の車に同乗し、挑戦状に記された暗号を解読していく──。
松田さんと萩原さんの殉職のきっかけになった連続爆破犯から、警察への挑戦状。
そこに記されていた暗号は、東京のどこかに仕掛けられた2つの爆弾の在り処を示していた…!
TVアニメ『名探偵コナン』デジタルリマスター版「揺れる警視庁~1200万人の人質~ Ⅱ」
このあとすぐ! pic.twitter.com/JWpZ9ayTjo— 江戸川コナン (@conan_file) March 26, 2022
前回に引き続き、2003年放送の「揺れる警視庁」がデジタルリマスター版としてよみがえることに。そこで注目を集めたのは、千葉刑事のビジュアルだった。
一瞬だけ彼の後ろ姿が映し出されるシーンがあったのだが、その姿はきわめて“スマート”。最近の千葉刑事はぽっちゃりなイメージがあるが、もはや別人に思えるほど容姿が異なっている。
初期は痩せていた設定の千葉刑事
千葉刑事は高木刑事などと同じく、アニメからの“逆輸入キャラ”として有名。初登場時には痩せていたキャラだが、原作に登場させた際に作者・青山剛昌が「食いしん坊」という設定を与えた…とも言われている。
そのため最近の千葉刑事しか見たことがない人からは、《千葉刑事痩せすぎててビックリ。急に体型変わって千葉刑事の健康が心配》《千葉刑事が痩せてるだと!?》と驚きの声が続出。
また、古くからのファンたちはノスタルジーに駆られたようで、《千葉刑事がまだ痩せてる頃の事件だ(笑)》《千葉刑事がほっそりしてる。時代を感じるな…》《この頃のコナンまじで面白いよな。千葉刑事も痩せてるし》と昔を懐かしんでいた。
時代の流れと共に体型が変化するのは、ごく自然なこと。しかしよく考えてみると、コナンたち他の登場人物はほとんど年を重ねておらず、見た目の変化も乏しい。千葉刑事は徐々に体型が変わったワケではなく、おそろしく短期間で太ったことになりそうだ。
しかも彼は「千葉のUFO難事件」というエピソードにて、見違えるほどに痩せたことがある。健康状態を心配する声も、あながち的外れではないのかもしれない…。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『名探偵コナン』100巻(青山剛昌/小学館)