鬼滅、ワンピ、呪術のノミネート無し!『マガデミー賞』に疑問の声

(C)Morumotto / Shutterstock

2月8日、漫画ではなく〝漫画に登場するキャラクター〟を讃える『マガデミー賞2021』のノミネートキャラクターが発表された。しかし17名のノミネートキャラクターに、『集英社』のキャラクターが1人も入っておらず、ネット上で物議を醸している。

今年創設された「マガデミー賞」とは、漫画のキャラクターたちに感謝と敬意を表し、キャラクターのさらなる躍進を応援するために作られた賞。ノミネートは一般推薦によって決められ、「主演男優賞」「助演男優賞」「主演女優賞」「助演女優賞」の4部門に当てはまるキャラクターが選定された。

選考対象は2020年12月1日から2021年11月30日までに、紙もしくは電子単行本が発行された漫画のキャラクターに限られている。

この条件をクリアして、一般推薦を多く集めたキャラクターがノミネートされたのだが、17名の中に「集英社」のキャラクターは見当たらず…。つまり『鬼滅の刃』『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『Dr.STONE』『呪術廻戦』といった作品のキャラクターがノミネートされていないのだ。この異様な光景にネット上では、

《集英社は辞退したんかな?》
《鬼滅やヒロアカや呪術がおらんのおかしいだろ!》
《ワンピース入ってないのに、誰も異議申し立てしなかったの?》
《これ腐女子の賞? 安室透とかマイキーとかリヴァイとか…》
《正直、集英社を入れたら、全部ジャンプ作品で埋まるだろ。それが怖かったんちゃうの?》

といった憶測が飛び交う事態となった。

そもそもラインナップがひと昔前?

一方、めでたくノミネートされたのは、「主演男優賞」に『ミステリと言う勿れ』の久能整、『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『宇宙兄弟』の南波六太といった計5名のメンバー。「主演女優賞」には、『ザ・ファブル』の佐藤洋子、『暁のヨナ』のヨナ、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の猫猫などの計5名がノミネートされている。

条件をクリアしているとはいえ、少々古臭いチョイスだという指摘も上がっており、

《なんでそのキャラチョイスやねん!って感じ。ファン投票じゃなくて普通に選べや》
《ラインナップが妙に古臭いというか、人気のピークをとっくに過ぎてるような作品ばっかりだな》
《全部名作ではあるけど、今年じゃないんだよなあ…》

など、物議を醸している。

ちなみに初回の特別審査員長として就任したのは、〝ケンコバ〟の愛称で知られるケンドーコバヤシ。ケンコバ世代の審査員たちが選考したのであれば、このチョイスでもおかしくないのかもしれない…。

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