アニメ『呪術廻戦』夕方放送に悲鳴「子どもが見る時間帯に流すの良くない」

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空前のブームを巻き起こしている、大ヒットコンテンツ『呪術廻戦』。テレビアニメ版の第1話が4月3日にTBS系で再放送されたのだが、放送時間帯の関係で視聴者からブーイングが寄せられているようだ。

同作は主人公・虎杖悠仁が呪術師を目指し、仲間たちと共に呪霊に立ち向かい、切磋琢磨していく姿を描いたアクション作品。すでにアニメ第1期は完結しているが、1話から8話の「呪胎戴天編」が日曜17時の〝日5〟枠で再放送されることになった。

再放送第1回目では、虎杖が両面宿儺と呼ばれる特級呪術の〝指〟を飲み込んだことで、呪霊との壮絶な戦いに巻き込まれる物語の導入を放送。ちなみに第1話の平均世帯視聴率は、3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

『呪術廻戦』は子ども向けではない?

人気作品ということもあって再放送を喜ぶ声も多かったが、一部では批判的な意見も。その理由は、同作のグロテスクな描写が関係しているようで、日曜17時という時間帯での放送は相応しくないと考える人もいるようだ。ネット上でも、

《あんだけ出血描写があるアニメを子どもが見る時間帯に流すの、やっぱり良くないと思う》
《呪術廻戦って夕方にやって大丈夫なん?》
《夕方にアニメやってる!って何も知らずに見た子どもが泣きそう》
《一話は平和だけどあのエグさを日曜夕方に流すつもりか!?》
《とても日曜日の夕方5時から地上波で流れるのにふさわしい作品とは言えないと思うんですよね…》

などの指摘が目立っている。

「たしかに『呪術廻戦』はダークな雰囲気の漂う作品ですが、〝日5〟枠では過去に『機動戦士ガンダム00』や『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』といった暗い描写も多い作品が放送されていました。それに、グロ描写の多い『鬼滅の刃』が子どもたちにも受けていたことを考えると、『呪術廻戦』の夕方放送は戦略的にアリだと思われます。それよりも、地上波やゴールデンタイムでの放送が無くなったアニメ枠を、〝日5〟で復活させたことを称賛するべきでしょう」(アニメライター)

とはいえ、アニメは親がテレビを消してしまえば、いくらでも視聴を止めることが可能。結局のところ見る見ないの決定権は、親に託されるといったところだろう。

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