ジャンプの頂点はドラゴンボール? 映画『ONE PIECE』大ヒットも…

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明 / 集英社) 

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明 / 集英社) 

歴代『週刊少年ジャンプ』作品の中でも、『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』は国民的漫画と呼ばれるに相応しい作品だろう。どちらも今年になって劇場版最新作が公開されたのだが、映画『ONE PIECE FILM RED』が異例の大ヒットを遂げて勝利を収めたかのように思える。しかし本当の勝者は、別の形で如実に表れたようだ。

8月6日から劇場公開が始まった「ONE PIECE FILM RED」は、僅か10日間で観客動員数500万人超、興行収入70億円を突破したことが明らかに。この成績は最終興行収入68.7億円を記録した『ONE PIECE FILM Z』を超えており、早くもシリーズ史上最高記録を更新している。

一方で6月11日に公開された映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、約1カ月で興行収入20億円突破という結果に。観客動員数も154万人程度で、「ONE PIECE」との差は明らかである。

『ドラゴンボール』の息が長すぎる!

「最新映画の成績だけで言えば『ONE PIECE』が勝っているのですが、5月11日に発表された『バンダイナムコホールディングス』の2022年3月期通期決算では、主要IP別の売上高で『ドラゴンボール』が1276億円、『ONE PIECE』が441億円と差は歴然。映画では負けていても、グッズや関連商品などを全て合わせると、『ドラゴンボール』の一人勝ちと言えるでしょう」(芸能ライター)

映画の敗北をものともしない、圧倒的な売り上げの「ドラゴンボール」。これにネット上では、

《やっぱりドラゴンボールの人気は凄い!》
《ジャンプの王はドラゴンボールでいいよね?》
《ワンピとはコンテンツとしての底力が全く違うわ》
《ちなみにドラゴンボールはブロリーの時から売上をほぼ落としてないみたいだね。マジで強すぎないか?》
《むしろなんでドラゴンボールは、映画がそんな売れないのだろうか…》

などの反響コメントで溢れ返っている。

いずれ「ONE PIECE」が「ドラゴンボール」に勝てる日は来るのだろうか。両作品共に、今後の展開が気になるところだ。

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