羽生結弦　（C）Bukharev Oleg / Shutterstock

フィギュアスケート界のプリンス・羽生結弦が、9月29日に行われる日中国交正常化50周年を記念したイベントに、特別ゲストとして出演することが分かった。

羽生は今年8月にYouTubeチャンネルを開設。初回の動画は361万回超の再生回数を記録しており、コメント欄には中国語のメッセージも多い。

組織委員会は羽生の抜擢について、「2連続冬季五輪金メダリストとして、日本において既に国民的英雄ですが、北京冬季五輪での中国における熱狂ぶりは記憶に新しいところです。このことを一過性のものにせず、今後の日中交流における主役である両国の若い世代共通の未来と希望のシンボルとして活躍してもらうことを期待しています」と説明している。

ネット上では、

《これ以上ないくらい適任だよなぁ。あの北京での人気ぶりをみれば》
《北京五輪での羽生選手の人気は、とてつもないものがあった。中国人の美的感覚に羽生選手はジャストフィットしているみたいですね》
《北京での熱狂が思い出されるね。羽生くんが両国の架け橋になるなんて素敵じゃないですか》
《中国での羽生くんの人気はある意味、日本以上。式典のシンボルになるだろうね》

といったコメントが寄せられている。

羽生結弦の起用を許せない人たち

一方で、羽生ファンは必ずしも歓迎している訳ではないようで、

《羽生くんを政治利用しないでほしい》
《いつ台湾有事が起きるか分からないこんな時期に、私たちの羽生くんを巻き込まないでほしい》
《関係者は羽生君がプロ転向した途端早速目ぇつけて政治利用しやがったな》
《私は複雑ですね。ミサイル打ち込まれてる側の国が招待する。これって彼を利用して日中友好を宣伝させたい意図が見える》
《日本にミサイル5発も打ち込まれたりしています、政治利用されないよう丁重にお断りして欲しいです！》

など、大ブーイングも巻き起こっている。

「式典には雅楽師の東儀秀樹や、バイオリニストの川井郁子の出席も発表されていますが、サプライズゲストはシルエットのままでした。今回、それが羽生だと明らかになったのですが、案の定ファンからは『政治利用するな』という声が殺到していますね。一方、中国のファンからは『大感激！』『友好大使。歓迎！』との声が上がっています」（スポーツライター）

羽生が無事、両国の架け橋になると良いのだが…。