『相棒』最終回がまさかの胸クソ! 豪華キャスト集結もとんでもないオチに…

水谷豊 

水谷豊 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

人気長寿ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の最新作『相棒 season21』が、3月15日に最終回を迎えた。視聴率は14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と有終の美を飾ったが、ファンからは〝展開がゴミすぎた〟との苦言が相次いでいる。

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最終回は前後編に分かれており、15日の放送では、前週から続く13家族の遺骨盗難事件解決編が描かれた。

杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、その稚拙な手口から、犯人が子どもではないかと推理。遺骨の身代金支払いを拒否した2家族のうち、真野家の息子・中学1年の正義(柴崎楓雅)に目をつけると、これが見事に的中する。

これにより、事件に関わった中学生4人は警察に補導されたが、発見された骨壷は12で、ひとつ足りない。残ったのは真野家の骨壷だが、なんとこれは他でもない真野家に隠されていた。

両親が正義を問い詰めていると、そこへ右京ら特命係がやってくる。ここで事件の動機・真相が明かされるのだが、正義はとんでもないことを語り出す。

悲劇的なエンドが「胸クソ悪い」と不評に

なんと正義は、骨壷に収められている祖父を、両親が殺害しようと企てていたと証言。ヒ素で殺そうと共謀するのを、母の胎内で聞いたと驚きの告白をし始めた。

そして、両親に罪を償ってほしいとの思いから、今回の骨壷窃盗・身代金要求事件を起こしたと自白。もし本当に両親が殺したなら、遺骨からヒ素が検出されるはずだとすると、母は泣き崩れて殺害を認めたのだった。

これにより両親は逮捕され、親子は離散状態に。正義は「刑務所から出て来るのを待つ」「再び家族に戻りたい」と語り、その間は通っている塾の先生に引き取られることとなった。

このように、最終回のストーリーは、少年が窃盗・脅迫を犯してまで、親の殺人を暴くというヘビーなもの。最後に親が改心したのは救いだが、一家が離散するなんとも悲しい結末になってしまった。

この展開に、《2週かけてただの胸クソ回を見せられただけやん…》《胸クソ悪かった》《後半すごい萎える展開…》《せっかくオールスター揃ったのに最終回でこんな胸クソ悪い話やらないでほしかった》《よりによって最終回がこんなにつまらんとは…》といった反応が噴出している。

最終回は、もっと痛快なストーリーを見たかった視聴者が多かったようだ。

「今シーズンは初代相棒役の寺脇康文が14年ぶりに復帰し、最終回には、2代目相棒の及川光博もゲスト出演。古参ファンにはたまらない展開であり、期待値はかなり高まっていました。

このように、そもそものハードルが高かったため、肩透かしを食らったのでは? そりゃあ、過去作キャストが久々に戻ってきたとなれば、普通は懐かしさを覚えるハートフルな展開を期待するでしょうからね」(芸能記者)

次回作では、多くのファンが納得する結末に期待したい。

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