もう消えた! 令和の“一発屋アーティスト”をみんな覚えてる?

LiSA 

LiSA 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

2020年、『香水』で日本中を席巻した男性ソロ歌手・瑛人。今この文章を読んで、久しぶりに彼を思い出したという人は少なくないだろう。

「瑛人はコロナ禍初期に大ブレークを果たしましたが、その後に続くヒットソングは出ず、音楽番組や大手メディアからもすっかり姿を消しました。昨年のライブツアーファイナルの会場となった渋谷『WWWX』は収容人数500人ほどと、握手やハグでチケットを売っている地下アイドル並のキャパ。『香水』当時に言われていた〝令和の三木道三〟なる揶揄が、ぴったり来る一発屋に終わったと言っていいでしょう」(芸能記者)

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同じくコロナ禍初期に大ヒットしたコンテンツといえば、劇場版が日本史上最高の興行収入となった『鬼滅の刃』だ。同アニメで主題歌を務めたLiSAは〝日本一の女〟として歌番組に引っ張りだこだったが、その現在は公私共に悲惨なものである。

「『鬼滅』ソングで名を上げた彼女は、翌年夏ドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)の主題歌に抜擢。しかし、CD売上は初週3000枚以下と、所詮は人気アニメの力で売れただけだと印象付けました。その後も現在に至るまで、一般人も知るヒットソングは出ていません」(同・記者)

『鬼滅』『香水』『きゅんです』全員消えた

その後、LiSAは夫にスキャンダルが起き、彼女のイメージダウンまで招く〝巻き込み事故〟に。ここで〝一発屋〟として消える運命が決定づいた。

「『鬼滅』ブームに乗った翌年、夫で声優の鈴木達央に不倫が発覚。その後、鈴木は自殺未遂で搬送され、夫妻には揃って笑えないイメージがついてしまいました。LiSAには一切非がないのですが、不倫で裏切られた上にイメージダウンで歌手生命を奪われるとは、災難なことこの上ありません」(週刊誌記者)

近年ではすっかりヒットの発信地となったTikTok発の歌手も、早くも一発屋になっている。

「もはや懐かしさすら覚えますが、同時期にTikTok発の『ポケットからきゅんです!』が社会現象になりましたね。歌い手のひらめはパティシエと歌手の二刀流として、顔出しNGながら多くのメディアで取り上げられました。しかし、その後に彼女のヒットソングを聞いたという人はほぼいないでしょう。

これを示すように、YouTubeチャンネルは更新頻度が激減した上、3カ月前にアップされた最新曲『好きになることがわかってたなら』のミュージックビデオは5000回ほどしか再生されていません」(芸能記者)

コロナ禍初期に流行った歌手が、こうも揃って討ち死にするとは…。所詮、ステイホームでWEB時間が増えた時代背景に乗り、上手く売れただけなのだろうか。

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