パ・リーグ公式YouTube“不謹慎動画”を削除! 坂本勇人の珍プレーをイジって…

(C)Khosro/ Shutterstock 

パ・リーグ公式YouTube『パ・リーグTV』がアップした動画に、野球ファンから多方面の批判が寄せられ、即日非公開となった。

問題の動画は、6月11日にアップされた。内容は、この日行われた交流戦・巨人対ソフトバンク戦で、巨人・坂本勇人に飛び出した珍プレーだ。

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7回の第4打席、坂本は内角の速球に手を出しかけ、スイングを止めるもボールがグリップエンドを直撃。そのままボールは内野を転々とし、ファーストゴロに倒れてしまった。

するとこのプレー、野球漫画『ドカベン』で巧打を得意とするキャラ・殿馬一人が、グリップエンドにボール当て、転々とした間に内野安打を狙う〝秘打〟のようだとネット上で話題に。

これを受け、パ・リーグTVは同日のうちに、このプレーを切り抜いた動画をアップしたのだった。

批判を招く原因となったのは、この動画の『【パテレ行き確…実】まるで殿馬『坂本勇人の“グリップエンド珍打“』に内野守備も混乱!?【ケガが無くて何より】』というタイトルだ。

「選手への敬意に欠ける」と多方面から批判

冒頭の一文は、昨年に週刊誌で発覚し、「○○確定」とのネットスラングを生んだ坂本の女性スキャンダルをパロディにしたものであろう。

しかし、この一件では坂本が女性に暴力的な行為を迫っていたほか、妊娠中絶の末に女性が自殺未遂を起こすなど、デリケートな諸問題も明らかになっている。

そのため、こうした〝ネタ〟にするのは不謹慎ではないかとして、野球ファンからは《は?胎児とはいえ子供が死んでるんやぞ?》《女性問題を茶化すのはガチでやばい》《今も女性は苦しんでるのかもしれんからな》《公式がやるのか…》といった声が噴出。

また、巨人ファンを中心に「選手への敬意に欠ける」として、《公式が選手バカにしていたらダメやろ》《無断で消して終わりなんですか? 何らかの説明をお願いします》《タイトル悪意しかねぇ》といった批判を浴び、動画はほどなくして非公開となった。

キャッチーなフレーズでネタにしやすい坂本の件だが、その裏で心身ともに深く傷ついた女性がいることを忘れてはならないだろう。

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