12球団の中で “最も悲惨なチーム”はどこ? 12連敗のヤクルトよりヤバいのは…

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WBCで世界一になった勢いそのままに、例年以上の盛り上がりを見せている今シーズンのプロ野球。だが、このブームに反するかのごとく、ファンが意気消沈してしまっている球団も存在する。

「現在、セ・リーグの最下位争いを繰り広げているのはヤクルト・中日の2球団。パ・リーグでは楽天・西武・日本ハムの3球団で、この5チームはファンの間でも〝暗黒〟と言われています」(週刊誌記者)

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6月26日現在、中日とヤクルトは1ゲーム差で熾烈な底辺争いを展開中。4位・巨人とは8ゲーム差がついており、この2チームだけ置いてけぼりのような状態だ。

西武と楽天も、0.5ゲーム差で激しい底辺争いを展開中。4位・日本ハムとのゲーム差は2.5とまだ逆転の可能性は高いが、ファンには苦難のシーズンと言えるだろう。

だが、日本ハムだけは暗い話題ばかりでもないようだ。

「日本ハムは昨年最下位、今年も最下位争いですが、万波中正や加藤貴之、清宮幸太郎ら若手は育っている。新庄剛志監督の存在により、メディア注目度は巨人以上に高く、チームの雰囲気も明るいのでまだマシでしょう」(同・記者)

一方、残りの4チームは、弱い上に雰囲気も悪い最悪の状態だ。

ファンもヒヤヒヤの“暗黒”球団は…

「ヤクルトは5月に12連敗を喫し、早くも自力優勝が消滅。昨年まで2年連続で優勝した勢いは完全に消え、負け癖がついた上にムードも悪いダメチームに転落しています。

中日はさらに酷く、立浪和義監督が、まるでチンピラのようなパワハラ的支配をして最悪の空気。

6月16日の試合では、うまく行かないことに腹を立てた立浪監督がベンチのゴミ箱を蹴り飛ばし、ファンから苦言が相次ぐ炎上状態と化しました。

西武はただでさえ山川穂高の問題がある上、敗退続きでさらに空気が悪くなるという負のループ。

松井稼頭央監督も、采配が悪いと言われる中、14日の試合で投手交代のルールすら知らないことを露呈させ、ファンのストレスは溜まる一方です」(同)

しかし、ベクトルこそ違えど、最も悲惨なのは楽天ではないかというのだ。

「楽天は勝てないどころか、親会社・楽天グループの業績不調により球団身売りが噂されている。いつ球団が無くなってもおかしくない状況では、ファンも応援どころではないでしょう。

これを如実に示すのが、交流戦後に発表された12球団の1試合平均観客動員数。他11球団が軒並み昨年比プラスを記録する中、楽天だけはマイナス19.7%と、2割も動員を減らす異常事態に陥っています。

弱くてムードが悪い上に深刻な客離れ…いいところはひとつもないでしょう」(同)

プロ野球史の〝暗黒〟といえば、90年代の阪神タイガースやDeNA以前のベイスターズが有名。ここよりも暗いチームはさすがに出ないと思いたいが…。

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