“ポスト栗山”の最有力候補? 侍ジャパン次期監督はヤクルト・高津臣吾氏か

(C)Luis Molinero/ Shutterstock 

『2023 WBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)』の侍ジャパン完全密着ドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』が、7月1日より大手動画サイトで配信されている。

同ドキュメンタリーは、6月2日から29日までの4週間の期間限定で全国の劇場で公開され、今回はネット版となる。

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「もはや大リーグは、日本を格下と呼べなくなった。大谷翔平だけでなく、ダルビッシュ有、菊池雄星が各チームのエースとして活躍。メジャー1年目の吉田正尚が、名門のボストン・レッドソックスの主軸で活躍する。

アメリカはなんでも〝自国が世界1位〟を掲げているが、他国に負けると、次には必ず最強チームを作って徹底的に相手を潰そうとする。そういう国です」(野球ライター)

いま野球は大きく変わりつつある。米国にとってWBCは、他国と楽しめる娯楽的なイベントだったが…。

「五輪で野球がなくなった以上、本当の国際大会で競えるのはWBCのみ。米国の一流選手にしても、大谷やダルビッシュと戦ってみたい。

しかし、メジャーの最強左腕であるクレイトン・カーショウは参加を強く希望したものの、古傷がネックとなり直前に不参加。保険契約がからむ米国では個人でなんともできないシステムです。

MLBニューヨーク・メッツの右腕であるマックス・シャーザーも断念。40歳で160キロを投げる剛腕のジャスティン・バーランダーも故障が多く、希望叶わず。

一方、打者はマイク・トラウトをはじめ致命傷が少ないので、出やすいのです」(同・ライター)

優勝経験のある原辰徳監督かそれとも…

次回大会で、日本側は誰が監督として米国と対峙するのか。「8月末くらいには体制を作らないと」としながらも、候補すらわかっていない。

「最有力候補は、過去にWBCで優勝した原辰徳監督の再登板。2番手は、ソフトバンクを5度の日本一に導いた工藤公康氏。3番手が、栗山英樹氏の続投。工藤氏は、あまりの大騒ぎになるので、水面下では色よい返事がないと聞きます」(同)

そこで、やはり頼りになるのは原監督ではないかという。

「天性のスターですし、高校、大学となにもトラブルなく巨人に入団し、4番で活躍。巨人の常勝監督でもある。原監督なら必ず決勝まで行ってくれそうだし、そこまで行けば、だれも文句はいえない。

日本ハムの新庄剛志監督を候補にあげた週刊誌サイトもありましたが、冗談でしょう。WBCの監督は負けたらとんでもない非難を浴びます。

最近、現・ヤクルトの高津臣吾監督を推す声もあります。2020年から全軍の指揮をとり、21年にはチームをリーグ優勝および日本一に導いています。元メジャーの一流投手だったのも光ります」(同)

高津監督、いいんじゃないかい。

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