浅野翔吾は「巨人のイチロー」になる!? ドラフト1位“デビュー戦”の出来栄えは

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昨年のドラフト1位選手である巨人・浅野翔吾が、7月8日の本拠地・東京ドームでついにデビューを飾った。

浅野は6回に代打で登場。カウント1-2から、DeNA・田中健二朗が投じた142キロの直球に浅野のバットは空を切り、記念すべき初打席は空振り三振に倒れた。

7回の守備ではライトに入ったが、打球を追ったところ、芝生に足を取られ、転倒するという危うさも見せる。8回の第2打席も、空振り三振に倒れ、攻守ともにほろ苦いデビューとなった。

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しかし、これにファンは驚きを示す。ネット上には《雰囲気がルーキーじゃなかった》《カットできただけマシ》《甘い球こないなか、よく振れてた》《人々の記憶に残せたのはスター性ある証拠》といった反応が続出。

中継を務めた親会社系列局のBS日テレが煽ったとはいえ、大物の気配が漂うと一目置かれているようだ。

末は長嶋茂雄か“巨人のイチロー”か?

浅野が〝大物〟になるとの感想は、エースの菅野智之も発している。

この日のヒーローインタビューで、菅野は「本当に物怖じしていないなと思いますし。なかなかあの場面でフルスイングは迷いがあるとできない。スケールが大きいというか並大抵ではないなと思います」と浅野を絶賛。

三振に倒れこそしたが、その迷いないスイングを絶賛しているのだ。

「巨人史上最強の生え抜き右打者は、なんといっても長嶋茂雄終身名誉監督。彼もデビュー戦は4打席連続三振と散々ながら、後に日本一のスターになったわけですから、浅野も前途洋々と言えるのでは」(週刊誌記者A)

課題となるのは〝メンタル〟だ。

「解説でも指摘されていましたが、浅野はかなり、相当、尋常じゃないレベルで緊張していましたね。表情は引きつって動きもガチガチ、本来のパフォーマンスには程遠い動きでした。

しかし、プロは連日4万人ものファンに囲まれるのですから、早くこうした環境にも慣れなければ。メンタルさえ管理できれば、巨人のイチローと呼ばれる日も遠くないでしょう」(週刊誌記者B)

浅野本人は試合後の取材で、「アレより恥ずかしいことはもうないと思うんで、これから、もっと思い切ったプレーをできたら」とコメントしている。

デビュー戦が散々な結果だったのは、今後のマインドを思うと良かったのかもしれない。

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