大谷翔平がイチロー批判? バッティング理論が真っ向から対立

大谷翔平 

大谷翔平 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

今年もメジャーHR王争いに参戦するなど大活躍を見せる大谷翔平選手が、日本人メジャーリーガーの先輩・イチロー氏を暗に批判したのではないかと、ネット上で話題を集めている。

話題の発信源は、巨人・デーブ大久保打撃コーチのYouTubeチャンネルだ。ここ最近、大久保コーチは元広島・大野豊氏との対談動画をアップしており、7月15日には、第7話として大谷の話題が飛び出す。

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大久保コーチによると、WBCで大谷とチームメイトだった巨人・岡本和真が、「大谷と会って衝撃を受けて、トレーニングをすごくやっている」とのことだ。

大久保コーチはさらに、岡本が大谷から伝授されたという言葉を語り始めた。

岡本いわく、「大谷が言っていたのは、テクニックは言い訳。フィジカル、パワーを付けるのが正解」とのことで、これを聞いた大久保コーチも、「バッターがそうなっているから、ピッチャーも技術いらなくなってる。力と力の勝負」と一部同調するのだった。

これとは真逆の理論を語っていたのがイチロー氏だ。

トレーニング理論が真っ向対立

「イチロー氏は、パワー不足をテクニックでカバーした典型的なタイプ。

過去には元日本ハム・稲葉篤紀氏との対談で、『メジャーに来て最初に思ったのは、周りがでかい奴だらけ。それに対抗しようと、最初は筋肉をつけた。しかし、たった3キロ増えただけで、体がまったく自由に使えなくなった』『人間の体は、様々なセンサーを出してくれている。過度な筋肉をつけることは、そのセンサーを殺してしまうことに繋がり、それは結果的に怪我につながる』『関節とか腱なんかは鍛えられないから、筋肉が大きくなるとそれを支える部位で故障が起きてしまう』など、筋トレや増量の無意味さを説いています」(週刊誌記者)

この理論は、メジャーの強打者と渡り合うために増量し、今なおフィジカルやパワーを重要視する大谷とはまるで対象的だ。大谷とイチロー氏の理論は真っ向からぶつかっている。

しかし、しっかりと結果を残している点を踏まえると、大谷の理論に分があると言えそうだ。

「少なくとも大谷は、メジャーに渡った日本人で過去No.1の選手。これは誰もが認めるところであり、かつて安打記録を誇ったイチロー氏も、大谷の前には霞みます。

こうした結果や数字が如実に出ている以上、大谷のトレーニング理論は正しく、イチロー氏は誤っていると言い切っていいのでは。

並み居る強打者を凌ぐHRを打つ大谷の前では、ハナから長打を諦め、内野安打や単打で数字を稼ぐイチロー氏のプレースタイルなどセコく見えてしまいます」(同・記者)

2021年に続いてメジャーリーグHR王争いを演じる大谷翔平と、メジャーでの安打記録を持つイチロー氏。

プレースタイルが対象的な2人だが、トレーニング理論も対照的だったとは。

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