『マクドナルド』新たな“値上げ”で客足遠のく? 競合は大チャンスか

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近ごろ、さまざまな企業が値上げを余儀なくされているが、大手ファーストフードチェーン『マクドナルド』が〝都市部〟での値上げを発表した。

「マクドナルド」は、これまで空港や遊園地、サービスエリアなどの特殊な立地や一部の都心店で、他店舗と異なる価格設定を導入してきた。

7月19日からは、全国約3000店舗のうち、都心店を94店舗に拡大。加えて、準都心店が新設され、121店舗が対象となった。

人気メニュー・ビッグマックを例にとると、通常価格は450円だが、準都心店では470円、都心店では500円となる。

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「店舗によって価格設定が違うため、地域によっては利用する前にしっかり調べる必要がありそうです。

同じ商品なのに、近隣の店舗より高い値段を払うことになる可能性がありますからね」(フードライター)

『マクドナルド』も“高級”の仲間入り…?

今回の値上げに関して、普段からマックを利用する層は困惑。ネット上でも「高い」といった悲鳴があがっている。

「『マクドナルド』は今年1月16日にも、全体の約8割の品目の価格改定をしたばかり。

約半年後に再びの値上げ、さらに500円に突入する商品があるともなれば、消費者から不満があがるのも無理はありません。

実際に1月の価格改定後も、ランチタイムの来客数が減っていたようにも見えました。

リーズナブルさが大きな魅力だっただけに、今回の値上げでまた客足が遠のくかもしれません」(同・ライター)

同じような金額を払うのであれば、味を売りにしている『モスバーガー』や『バーガーキング』に流れる人も少なくないだろう。

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