櫻井翔はなぜ降板にならない? 日本テレビは3割が慶應を採用…慶應出身ブランドが持つ芸能界での力とは

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

10代の一時期に決めただけの〝進学先〟は、その先何十年の人生にも影響するのだ。

『嵐』の櫻井翔が誹謗中傷の嵐を耐え忍んでいる。

櫻井は『news zero』(日本テレビ系)で月曜キャスターを務めているが、旧ジャニーズ事務所の性加害問題を発端に、批判のターゲットに。まるで堰を切ったように、批判から言いがかりまであらゆる意見がネットに相次いでいる。

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「櫻井は番組内で、憶測での決めつけを控えるよう求めるなどコメントしたが、キャスターとして不十分だと、ネット上では降板を求める声が過熱。これに乗じて、ニュースサイトが降板を伝えるなどしていたが、日本テレビの石澤顕社長は、10月23日の定例会見で降板を否定しています」(芸能記者)

東山紀之が『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)を降板し、『TOKIO』国分太一がテレビ東京の番組審議会委員を退任したことと比較すると、この対応の〝特例〟ぶりがうかがえる。

一体なぜ櫻井は「news zero」を降板しないのか。この裏に見え隠れするのが、母校・慶應義塾大学の〝人脈とメディア支配〟だ。

政財界を支配する慶應OB…

「世間でも周知の通り、慶應OBは政財界を支配していると言っても過言ではない学閥。あらゆる業界に潜んでは影響力を誇示しています。マスコミ界は特に酷く〝慶應出身〟というだけで重宝される習慣が根付いてしまっている。今年の甲子園で、各メディアが慶應高校側に立った報道をしていたのもこのためです。

こうした姿勢は中立性や公平性に欠け、厳密には放送法違反にも該当しかねませんが、慶應OBは各メディアに潜んでいるため咎められません」(同・記者)

日本テレビは特に顕著だ。一例を示すと、大学通信「有名400社就職データ」によれば、同社の2013~15年の新卒採用比率において、慶應義塾大学はなんと30.9%。新卒社員の3割が同じ大学とくれば、〝身内〟たる櫻井の存在感は言うまでもないだろう。

「そもそも、慶應はジャニーズ並に性加害が多発している。今年4月の入学式では、性暴力をしないよう啓発するパンフレットが大学から直々に配布されました。『性犯罪は駄目』だなんて当然のことを、注意喚起されないと分からないほど風紀が乱れているのです。

実際、同大OBの元農水大臣・太田誠一氏は2003年、当時社会問題だった学生の集団性暴力に、『まだ元気があるからいい。正常に近い』と発言したことがある。大臣経験者ですらこうした認識というのが呆れる」(同)

今後も櫻井は安泰のようだ。

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