実写版『ゼルダの伝説』に期待と不安…『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に続いて成功なるか 任天堂に課せられた課題

Roman Samborskyi

(C)Roman Samborskyi/ Shutterstock

ついに『ゼルダの伝説』が実写映画化される。

任天堂は11月8日、実写映画の企画開発が始まったと報告。代表取締役フェロー・宮本茂氏と、『スパイダーマン』シリーズの実写映画やマーベル作品を手がけてきた映画プロダクションのArad Productions Inc.代表、アヴィ・アラッド氏が共同でプロデューサーを務めるようだ。

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監督には、2024年初夏公開予定の『猿の惑星/キングダム』のウェス・ボールを抜擢。制作費の50%以上を任天堂が出資するそうで、公式サイトには《任天堂自らが映画の制作に深く関与することで、任天堂ならではの独自のエンターテインメントを創造し、一人でも多くの方にお届けすることを目指して、努力を続けて参ります》と意気込みが綴られていた。

実写版『ゼルダ』多くの期待に入り混じる懸念点

人気ゲームの映画化といえば、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットが記憶に新しい。北米で3週連続1位を記録し、全世界の興行収入が1000億円を突破。そんな任天堂による次なる映画が「ゼルダの伝説」に決まり、歓喜の声で溢れかえっている。アクションゲームということもあって、爽快なアクションを期待する声も多い。

しかし実写化に、全く懸念点がないというわけではない。

「ファンが一番気になっているポイントは、どの『ゼルダの伝説』シリーズの作品が実写化されるかという点。選択をミスしてしまうと、アンチが急増しかねない。すでに議論が起こっており、作品次第で興行収入も左右されてしまうかもしれません」(映画ライター)

今年5月に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が異例のヒットを遂げただけに、ここでコケるわけにはいかない。実写映画化は任天堂最大の挑戦と言えるだろう。

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