ロシア問題で“アニメ化”不可能に…? ラノベ『ロシデレ』ファンから悲しみの声

ロシア問題で“アニメ化”不可能に…? ラノベ『ロシデレ』ファンから悲しみの声

ロシア問題で“アニメ化”不可能に…? ラノベ『ロシデレ』ファンから悲しみの声 (C)PIXTA

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で、世界が揺れている現在。その余波は、日本のオタク業界をも大きく揺るがしているようだ。たとえば“2021年で一番売れたラノベ”こと『ロシデレ』も、世界情勢を受けてアニメ化が不可能になったのでは…と囁かれている。

ロシア語ヒロインがタブーになる?

『ロシデレ』、正式名称『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は角川スニーカー文庫から発売されているライトノベル。2021年に発売されたKADOKAWAのライトノベル作品の実売数でNo.1を獲得した人気作品だ。

銀髪のロシア人ハーフ女子高生、アーリャのかわいらしさから人気を博したこの作品。すでに人気声優・上坂すみれを起用したPVが作られており、アニメ化目前とされていたが、ここにきて逆風が吹いてしまった。

ロシアの政策とはまったく関係なく、ヒロインとイチャイチャするラブコメ作品ではあるのだが、今の世界情勢から「アニメ化困難」と見なされている様子。ネット上では《アニメ化は永遠に無理やろね》《向こう数年はロシアはタブーになりかねないからなぁ》《KADOKAWAくんがリソースぶっ込んでたロシデレが心配…》《作者はついてない》といった声が上がっている。

本当に“罪”を反省すべきなのは…

ネット上では、すでにロシアバッシングが現実のものになりつつある。件の声優、上坂すみれもその被害を受けている1人だ。

彼女は大学でロシア語を専攻しており、大のロシア好きとして有名。『ガールズ&パンツァー』のノンナ役などアニメでもロシア語を披露し、インタビューで「ロシアと日本の架け橋になりたい」と発言したことも。そうしたロシア愛が、『ロシデレ』の仕事にもつながったのだろう。

しかし、ロシアのウクライナ侵攻が本格的に開始されると、SNS上には《ロシアキャラで売ってた上坂すみれがダンマリなのもな。なんでコメントしないのかね》《上坂すみれとかロシアラブな人たちは、沈黙するしかないですよね》といった理不尽な声が殺到。もちろん上坂には、今回のウクライナ侵攻に対する責任などあるはずもない。

このままでは、「ロシア」という国や「ロシア人」という人種について触れること自体が、オタク業界においてタブーとなってしまうかもしれない。それこそ、人種に基づくヘイトクライムという犯してはいけないタブーなのだが…。

そもそもロシア文化や、それを好む人々には何の罪もない。むしろ本当に罪を見つめ直すべきなのは、プーチンをネットミームとしてネタにし続けてきた、平和ボケしたオタクたちなのではないだろうか。

文=Tら

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Benzoix / PIXTA

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