『ハコヅメ』は“ポストこち亀”なのか? アニメ最終回で垣間見えた警察官のホンネ

『ハコヅメ』は“ポストこち亀”なのか? アニメ最終回で垣間見えた警察官のホンネ

『ハコヅメ』は“ポストこち亀”なのか? アニメ最終回で垣間見えた警察官のホンネ (C)PIXTA

警察官のリアルな日常を描いたアニメ『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(TOKYO MXほか)の第13話『勝負は一瞬』『コマよ走れ』が、3月30日深夜に放送。川合がこぼした赤裸々な警察官のホンネに、視聴者から爆笑の声が上がっている。

※アニメ『ハコヅメ』最新話の内容に触れています

前回に引き続き、「連続性的暴行犯」の捜査に励む岡島県警。捜査本部は犯行現場に精鋭たちを送り込むが、川合、山田、牧高の3人は命令を無視して現場に急行。偶然にも、犯人たちが少女を車に連れ込む場面をおさえる。

とくに話題を呼んでいるのは、逃げ出した「連続性的暴行犯」を追いかけるシーンだ。川合はナイフを持った男性の後ろに、がむしゃらにすがりついていく。すると彼女の脳内には、今まで出会ってきた人々の顔が。「捜査に協力してくれた被害者…受け持ち管内の住民たち…警察官としての誇り」といった想いがこみ上げ、いかにも感動的なエピソードになりそうな雰囲気だった。

しかし、疲れや刃物を持った男への恐怖から、次第にスピードが低下。先ほどのイメージに代わって、脳内には笑顔でブチ切れる藤と、疲れ切った表情の岡島県警が現れる。そして「あんなおっかない面子に(犯人を逃したと)知られたら、切腹じゃ済まない!」と、恐怖心によって突き動かされるのだった。

上司は刃物男より怖い!?

刃物を持った犯人より、上司に叱られることを怖がる川合。赤裸々なホンネを丸出しにした彼女の姿に、視聴者たちも《完全に恐怖心じゃねぇかよwww》《身内からの圧力が犯人を追う原動力になってるのヤバすぎる》《刃物男より警察圧力のほうが怖いのか》《“正直”な作品だなぁと感心》と大盛り上がりしていた。

世間的な警察官のイメージといえば、悪いことを許さない聖人君子か、汚職に手を染めた悪人かの両極端。しかし今回描かれた川合のモノローグは、あまりにも人間臭く、多くの人が共感できるシーンとなっている。一見“攻めた”内容に見える作品だが、むしろ警察官のイメージ向上に役立っているのかもしれない。

あえて比較するなら、警察モノのコメディとして『週刊少年ジャンプ』の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を髣髴とさせる部分も。こちらも同じようにホンネを大切にする作品で、ファンにとって両津勘吉は“気の合う仲間”のような存在だった。

今回でアニメ「ハコヅメ」は一旦終了を迎えるが、今後も川合と藤の活躍を応援したいところだ。

文=Tら

【画像】

StoryTime Studio / PIXTA

◆過去のアニメ「ハコヅメ」レビューはこちら

【あわせて読みたい】