「絶対に放送すべき内容じゃない」フジテレビのニセ警察ドッキリに批判

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時代錯誤なドッキリ企画で頻繁に炎上している『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)。7月9日の放送では警察官にまつわるドッキリが行われたのだが、タイミング的なこともあり、炎上騒動に発展してしまったようだ。

同日の番組では「恐怖の都市伝説ドッキリ ~確認しに来た男~」と題し、都市伝説をドッキリで再現。事件の犯人が警察官を装って目撃者の家へ訪れるという都市伝説を基に、ティーン向けファッション誌の人気モデル数名へドッキリを仕掛けていく。

嘘の企画でマンションの一室に呼び出し、その道中で怪しい男と遭遇。しっかりと伏線を張ったところに、ニセ警察官が現れる。後に怪しい男が警察官に変装してマンションを訪ねてきたことを知り、モデルたちは恐怖に震えることに。最終的には、恐怖で涙を流す出演者もいたほどだった。

タイミング最悪? 恐怖のドッキリに怒りの声

警察の存在がトラウマになりかねない過激なドッキリに、視聴者もドン引き。度を越えた内容に対し、ネット上では、

《これさすがに度が過ぎてない? 現実と差がないドッキリはパニックになるしトラウマになるよ》
《都市伝説ドッキリはあれやりすぎ。近くで殺人事件が起きて、まだ犯人が周囲をウロついていて、そのうえ自分たちを標的にしてるかも知れないとか。実際起きたらと思うとゾッとする》
《警察が犯人っていうドッキリはやるべきじゃない。こんなドッキリされたら一人暮らしの女子が怖くてトラウマになる》
《このドッキリを仕掛けられた子は、インターホンとか警察に強い恐怖心を植えつけられたんじゃないかと思う。何かあれば頼るべき存在への恐怖心は、生活に影響が出る可能性もある。ありえないよ》
《笑える系とかホラー系のドッキリはいいけど、事件とか警察に扮したドッキリは、実際起こった時もドッキリかもと思ってしまうからNG》

などの批判が続出している。

「放送前日の7月8日に、安倍晋三元首相の銃撃事件が発生。護衛に関して奈良県警本部長が9日に会見を行い、警護や警備に問題があったことを謝罪しています。そのためネット上には、《安倍元総理暗殺事件があったのに警察官に扮した犯人なんて設定は絶対に放送すべき内容じゃないと思う》といった声も上がっていました」(芸能ライター)

女の子が恐怖に震える姿を楽しむという趣旨の企画は、今回のタイミングでなくとも不謹慎だろう。大げさな演出であることを願いたいが…。

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