『どうする家康』面白くないのは脚本のせい? 主人公が成長せず視聴者離れ加速

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

世間からの評価が著しく低い、『嵐』松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の敗因が、当編集部の慧眼によって明らかになってきた。最大の原因は「作品の世界に入り込めないため」であり、その理由は「人物が〝育っていない〟」からだ。

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「結論から言うと最大のガンは脚本。同じNHKの看板ドラマである朝ドラ『らんまん』では、子ども時代のエピソードが丁寧に描かれているのに、『家康』では作中で人物を育てることをせず、キャラの変化を楽しむこともできなければ感情移入もできない。

『家康』はすでにワンクール終わっているが、登場人物は全て第一印象と変わらないまま。足利義昭や明智光秀といった主要キャラも例外ではなく、葛藤も成長もあったもんじゃない。

こんな雑なことを続けていては、そりゃあ歴代最低作品とも言われるでしょう。他の家臣を描いている暇があるなら、まず主人公の家康の描き方に焦点を当てるべきだ」(メディアマネージャー)

最大の戦犯は脚本なのか?

脚本を担当している古沢良太氏は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』やドラマ『リーガル・ハイ』、『コンフィデンスマンJP』(どちらもフジテレビ系)シリーズ、『相棒』(テレビ朝日系)など、ヒット作を数多く持つ名脚本家で知られている。

しかし、目の肥えた視聴者は、この程度で満足などさせられないのだ。

「大ヒット作の『リーガル・ハイ』も、堺雅人が脚本をある種、無視した演技でキャラクターを作り上げたと言われていますからね」(同・マネージャー)

ネット上にも、《ミスキャストってより脚本が悪い》《登場人物に誰ひとり魅力が無い》《そもそもこの脚本で上手くいくと思った制作側が間違い》《打ち切り無理なら、せめて脚本家だけでも変えてくれ》といった声は多い。

ハリウッド作品は、脚本や監督の途中降板はよくきくが、果たして日本はどうなのだろうか。

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