野球選手の“卑劣な犯罪”列伝…11歳少女へのわいせつ、アパート侵入暴行

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5月23日、埼玉西武ライオンズの山川穂高が書類送検された。

山川は昨年11月、東京都内のホテルで知人女性にわいせつな行為をし、下半身から出血させた強制性交等の容疑がかかっている。だが、こんなものは序の口で、野球界はそもそもが犯罪の温床と言ってもいいほど汚れてしまっている。

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プロ野球選手の性犯罪で有名なものは、当時横浜大洋ホエールズに所属していた中山裕章の強制わいせつ・公然わいせつ事件だろう。

中山は1991年オフ、横浜市で11歳少女の体をスカートの上から触り、帰宅途中には6歳の女児にも下着を脱がせるなどのわいせつな行為をして逮捕。後に示談が成立し、起訴猶予処分となったが、直後に球団から自由契約という事実上のクビを言い渡された。

2021年末には、フードデリバリー先の女性のアパートに侵入して性的暴行を加えたとして、群馬独立リーグ所属の選手が逮捕。山川のような事件は、残念ながら球界においては珍しくないのだ。

ほか、球界と密接に関わっている犯罪といえば〝賭博〟だろう。こちらは、性犯罪とは比較にならないほどの逮捕者が出ている。

侍ジャパンの監督に有罪判決が…

92年、元巨人の柴田勲が、ポーカー賭博の現行犯で逮捕。その後、柴田は謝罪会見を行ったが、こともあろうにトランプ柄のセーターで出席し、本当に反省しているのかと物議を醸した。

15年にも、いずれも巨人に属していた福田聡志・笠原将生・松本竜也に野球賭博への関与が発覚し、球団は契約解除を言い渡す。

これで幕引きと行きたいところだったが、半年後には高木京介にも賭博関与の事実が発覚し、彼らに賭博を教えた飲食店経営者、大学院生、暴力団関係者、元組員らが逮捕された。

賭博よりも大きい金額で裁かれたのは、17年まで侍ジャパンの監督を務めた小久保裕紀氏。彼は現役時代、プロ野球集団脱税事件で3000万円弱もの脱税が発覚し、翌年に在宅起訴で懲役1年、執行猶予2年、罰金700万円の有罪判決を受けた。

小久保氏が日の丸を背負うことについて当時、「世界に『日本は脱税の国』と喧伝しているようなもの」だと、多くの批判が集まったのは記憶に新しい。

野球ばかりやっていて、常識や良識を身に付ける時間がなかったのだろうか。

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