痴漢撲滅系ユーチューバーまで登場! 痴漢大国・日本の恥ずかしい実情

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock 

〝KAROSHI〟(過労死)〝MANGA〟(漫画)に並び、〝CHIKAN〟として国際語になるほど、痴漢大国として知られる日本。先日起きた韓国人女性DJへのセクハラ騒動は、まさにこれを示す出来事となった。

騒動は8月13日開催の音楽フェス『MUSIC CIRCUS’23』で起きた。DJ SODAは、ライブでの撮影可能タイムでステージを降り、客席最前のフェンスに立つパフォーマンスで観客を沸かせる。

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しかし、客の近くに寄ったことで、最前の数名が彼女の胸を触る事件が発生した。

犯行動画や画像が拡散されるとX(旧ツイッター)で痴漢事件としてトレンド入りし、翌日にはDJ SODAも自身のXで、《数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました》などと証拠画像つきで告発した。

この告発は波紋を広げ、犯人への批判が殺到。韓国でも報じられるなど、国際問題として悪い意味で話題になっている。

事態を受け、15日にライブ主催会社が《このような行為は性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいきません》との声明を発表。《犯罪行為を行った犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取る所存です》と、強い怒りと断固たる措置を取る姿勢を示した。

しかし、この訴えに、一部ネット上からは心無い言葉が続出。「露出度の高い衣装を着ている方が悪い」といった言葉も少なくない。

路上を歩いているだけでも…

14日にはグラビアアイドルのRaMuも自身のXで、渋谷を歩いているだけで胸を触られたとの痴漢被害を告白している。

YouTubeに『痴漢に遭いました。痴漢は犯罪です。絶対に許さないです。』との動画をアップし、この国では、ただ歩いているだけでも痴漢に遭うという現実を明かした。

YouTubeの流行からも、日本の痴漢大国ぶりが垣間見える。

「ツイッターでは昨年ごろから、東京・歌舞伎町の大久保公園の買春を阻止する世直しが話題。この流れを受けてか、現在YouTubeでは〝痴漢撲滅系ユーチューバー〟がホットです。

これは駅や商業施設などをパトロールし、盗撮や痴漢を見つけ次第、男を制圧して警察に突き出す内容。数十万の再生を毎回叩き出す人気ジャンルになっていますが、裏を返せば、こうした企画が成り立つほど日本には大量の痴漢がいるということです」(ネットトレンド研究家)

昨今のこうした傾向からも、日本が痴漢国家であることは明らかだろう。

「どんな国にも善人と悪人はいるものですから、国民全員が善人/悪人という国家など存在しません。哀しいですが、我が国で痴漢が多発しているのは事実であり、これはこれとして受け止めなければなりません。

日本の全てを褒めないと困る・都合が悪いという人は、事実を拒絶するでしょうが、それは現実逃避でしかない。耳の痛い話でも、きちんと悪いことは悪いと反省せねば」(地域研究家)

〝日本は治安がいい〟というのは、現実から目を背けた結果から生まれた言葉なのかもしれない。

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