ジャニーズ、被害者への賠償金が少なすぎる? 見積もりが報じられて議論に…“法を超えて”とは一体

井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士 

左から、井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士  (C)まいじつ 

10月17日、ジャニー喜多川氏の性被害者への補償専門会社・『SMILE-UP.』が、ついに発足した。かねてから問題だった補償について、ついに本格的に始動することとなる。

一部メディアでは、SMILE-UP.が被害者を「口淫のみ」「肛門性交」「複数回」などと分類し、個々のケースに応じた金額を提示すると見られていると報じられている。

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その金額だが、国内の性犯罪の賠償金に〝法を超えた〟色をつけ、1人300万~500万ほど、トータルで10億ほどを見込んでいるのではないかと見られているようだ。

桁一つ間違えてない?

これをめぐり、ネット上では《総額10億て楽天のポイント山分け並みにセコイな》《証拠なしでこれなら妥当じゃね?》《被害者側も売れるためというリターンがあるわけだから単純な性被害とはちょっと違うからな》《桁一つ間違えてない? 少なすぎやろ》《ジュリー景子の個人資産も全額補償に差し出させろ 全財産取り上げて、路上生活させるべき》などと意見が分かれているが…。

「現在ネット上で流布されているものは、一部メディアが弁護士に聞いて〝予想〟を算出したもの。

実際に確定したものではありませんが、これが拡散されることで被害者にとっては、少ないという声を味方につけて金額をふっかけられる訳で、交渉が有利に働く材料になったと言えるだろう」(芸能ジャーナリスト)

常々、ジャニーズ側が口にしてきた〝法を超えて〟という決まり文句も、ここにきて何を指しているのか議論されている。

「相場の金額よりも高いという意味で〝法を超えて〟なのか、時効や被害者認定の関係で、法律的には慰謝料を支払わなくてもいい相手にも補償するという意味で〝法を超えて〟なのか。

何にせよ、うやむやになっていた部分がこれから明かされていくことになるでしょう」(同・ジャーナリスト)

誠意ある対応のラインは難しい。

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