国際情勢YouTuber石田和靖が日本の活路を提言「戦争が始まると何が考えられる?」米軍の親イラン勢力攻撃で

中東を中心とした国際情勢を発信する石田和靖氏が2月3日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。アメリカ軍が2月2日に行ったシリアとイラクでの空爆が今後、継続的なものになると予想した。

アメリカは2月2日にシリアとイラクで、イラン革命防衛隊の施設など85カ所以上を空爆した。今回の空爆は、1月28日にヨルダンの米軍基地にドローン攻撃があり、3人の米軍兵士が死亡したことに対する報復と報じられている。

石田氏は中東メディアの報道を紹介。バイデン大統領は「私たちが選んだ時間と場所で、これら(攻撃)は継続的に行われていく」と声明を発表。一方でバイデン政権の当局者は「今週、さらに段階的に詳細に対応を決定していく」と伝えたという。この報道に石田氏は「バイデンの見切り発車的なところがある」と印象を語った。

さらにアメリカのオースティン国防長官が記者会見で「なぜアメリカが段階的に複数の対応をすることにしたのか」との質問を受け「敵が一度やれば終わりという考えを持っているとは思えない」「我々アメリカにはもっと多くの作戦がある」と発言したことを紹介。そして「これは実質、アメリカのイランに対する宣戦布告とも言える」と石田氏は指摘した。

石田氏は今後の展望について、米軍がイラン国内に上陸し直接攻撃するわけではないが、イランが支援する民兵組織を攻撃し、親イラン民兵組織のヒズボラ壊滅させる意図があると想像した。

そして、アメリカによる攻撃に関連し、日本はエネルギー問題に注力しなければならないと石田氏は指摘。戦闘に伴い、石油輸送に使われるホルムズ海峡がイランによって封鎖される心配は今のところないとしながらも、「イランが追い詰められた場合、(封鎖される)可能性もゼロではない」と語った。石油の枯渇に備え、日本はエネルギー供給源の多様化に努めるべきだと提言した。

視聴者からは「戦争になりませんように」「マジやばくなってきた」と、戦争に発展しないか心配しているコメントが寄せられた。

参考:YouTube公式チャンネル『【越境3.0チャンネル】石田和靖』