堀江貴文氏、日本版ライドシェアに対し「タクシー会社は全ての小選挙区にある」と皮肉。SNSでは「民主主義の闇」との声

実業家の堀江貴文氏は6月2日、Xを更新。“日本版ライドシェア”を巡るタクシー業界トップの発言に違和感を訴えた。

堀江氏は、5月31日付の全国ハイヤー・タクシー連合会の川鍋一朗会長がインタビューに応じた日本版ライドシェアに関する記事に反応。

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記事内で川鍋会長は、外国と日本のライドシェアの仕組みは変わらないものの、アルコール検査や車の安全性を確認する作業は海外で進んでいないと指摘。

日本版ライドシェアでは、タクシー会社が一般の運転者を雇用する形をとりタクシー不足を補う。ドライバーについてはタクシー会社が責任をもって管理しますと強調し、慢性的にタクシーが足りない状況を、ライドシェア全面解禁で解決させる今の議論の方向性に異を唱えている。

それに対し堀江氏は6月2日、インタビュー記事の投稿をリポスト。「まあタクシー会社は全ての小選挙区にあるから、めちゃくちゃ政治力あるからね」と皮肉を言い、「なんせ数百票でも当落線上の議員にとっては貴重な固定票だから。ライドシェア議連の議員みたらわかる。選挙強い人ばかり」と、タクシー業界の政治家のつながりが強いとやゆした。

その後堀江氏は、バスやトラックなどの運転手約2,300人に対する眼科検診で緑内障やその疑いがある人が約1割に上ったことを伝える記事を引用し、「やばいなこれ」と呆れた反応をした。

フォロワーは堀江氏に「タクシー利権と引き換えに自動運転の規制緩和を進めてほしいです」「確かに既得権益ですもんね」「民主主義の闇。。」と返信。また、松田龍典都議会議員(日本維新の会)は「政治家が演説する駅前にはタクシー乗り場があることが多く、ライドシェアの話をする時は、無言のプレッシャーを感じる」と自らの体験を告白した。

参考:堀江貴文X松田りゅうすけX

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