ひろゆき氏「虐待死が減らせるので共同親権に賛成」と表明。一連の投稿に「難しい問題」「みんな幸せになってほしい」の声

実業家のひろゆき氏は、5月22日までにXに投稿。共同親権に賛成の立場を改めて表明した。

離婚後の共同親権の導入などを盛り込んだ民法の改正案が5月17日、参院本会議で可決され、成立した。共同親権の制度下では夫婦の離婚後、子どもの親権を父・母両方が持つ。

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ひろゆき氏は2021年9月「離婚して、シングルマザーになって経済的に子供にもきつい状態になる日本の単独親権より、フランスの共同親権のほうが子供が経済的に困る可能性は低いと思ってるおいらです」とつぶやき、共同親権に事実上賛成との立場を明らかにしていた。

今月22日、ひろゆき氏はXで「虐待で死ぬ子供をゼロにするのが理想」と述べ「実父母に虐待で殺された子供657人に比べると学校や保育園で虐待死する子供はほぼ居ません」と指摘。

多くの大人が見守る教育機関や施設などに通わせた場合と比べれば、片方の親だけで子どもを育て、虐待死に至る子どもは多いと示唆するひろゆき氏は「多くの大人が接する状況を作ると虐待死が減らせるので共同親権に賛成です」と主張した。

共同親権を巡っては今月17日、社会学者の上野千鶴子氏が「離婚するにはそれだけの理由がある」と切り出し「妻を殴る蹴る、子どもを虐待する、子育てに関わらない、養育費を支払わない…日本の男に共同親権は百年早い」と批判している。

これを受けてひろゆき氏は「養育費を払わない比率だと、女性の方が払ってないですよ」と、データを持ち出して反論。「妻を殴る蹴る、子どもを虐待する男性が少数派なので、共同親権が成立したんだと思います」と推察した。

さらにXユーザーの「割合だけでなく、総数の違いについてはどうお考えですか?」との投稿に対してひろゆき氏は、厚生労働省の資料を引用して実母に虐待で殺された子どもの数は実父の3倍ほど多いと説明。

ひろゆき氏の一連の投稿には「難しい問題ですよね。。。」「最適解のなかなか見出せない本当に難しい問題ですね」「虐待のデータは胸が痛いな…」「子供は国の宝です。みんな幸せになってほしいなぁ」といったリプライが寄せられている。

参考:ひろゆきX上野千鶴子X

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