中卒者の死亡率1.4倍、学歴別死亡率の報道に疑問符。ロザン宇治原史規「差別や偏見を生み出しそうな見出しの付け方は…」

お笑いコンビ『ロザン』は3月31日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画で、“学歴別死亡率”が報じられたことについて疑問を投げかけた。

国立がん研究センターは3月28日付で国勢調査と人口動態統計を基にした学歴別の全死因による死亡率を初めて推計し発表。同日『時事通信』は「学歴別死亡率、中卒は大卒以上の1.4倍 『喫煙など影響』 がんセンター初推計」、『共同通信』は「中卒者、死亡率1.4倍 がん検診の低迷、喫煙が影響か」と報じた。

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これに菅広文は「これってやる意味ってあるのかな、と思ったりするんやけど。発表する意味ってあるのかなと」と問題提起した。「僕は調査をすることに意味があるのならばやったほうがいいかなと思うんやけど、でも今回の場合って要は結局、健康を害すると死亡率上がりますよってことやんか、学歴関係なくって言ってるから。ってなったら発表する意味ってあんのかなと思うんやけどどう?」と問いかけた。

これに宇治原史規は「発表をしたらダメだとは僕は思わないけど、一番思ったのはその記事のタイトルの付け方、記事の見出しの付け方。それがいわゆる例えば(学歴に関する)差別であるとか、偏見であるとか、そういうものを生みそうな見出しの付け方をしているんであればそれはよくない。どっちかというと(気になるのは)記事の作り方」と指摘した。

菅は「全く同意なんやけど、対策があるんやったら分かる。対策があんまり感じられへんかったわけ。この発表があってどういう対策をすればいいかっていうのは、ちょっとよく分からないところがある」と首をかしげた。

宇治原は発表について「ちょっと先走ったというんであれば確かにそうかもしれない」と同意。「(死亡率に違いが出る)原因を突き止めてから、実は学歴によってこの要因が差ができるので、死亡率が変わってますという発表だったらこれの対策を打てばいいから、確かにちょっとそれだけで発表するのって、どうなんかなっていうのはあるな」と述べた。

視聴者は「すごく不思議な記事でしたね」「キャッチーな言葉は人を傷つけることがあるのだと、忘れてはなりませんね」と2人の考え方に共感している。

参考:YouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』

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