山川穂高、史上2人目となる二打席連続満塁ホームランに大ブーイング「西武ファンにしかわからない山川への感情がある」

ソフトバンク山川穂高は4月13日、古巣の西武相手に6回、8回とプロ野球史上2人目となる2打席連続満塁ホームランを決めた。一塁ベンチ前で“どすこいポーズ”を決めると、西武ファンから大ブーイングが巻き起こった。山川は前日の西武戦でも名前を呼ばれただけで同じようなブーイングを受けており、2日連続という異様な光景となった。

山川は西武時代の2023年5月11日、知人女性への強制性交の容疑で書類送検。嫌疑不十分で不起訴処分になったが、西武から公式戦無期限停止処分を言い渡された。その渦中で西武ファンに謝罪がないままソフトバンクへ移籍したこともあり、両チームやOBから「不義理すぎる」との声が上がっていた。

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そんな経緯もあっての大ブーイングだったのだろうが、SNSでは西武ファンの行為に賛否両論が巻き起こっている。ブーイング否定派は、「はっきり言ってイジメにしかみえない」という意見がX内に散見。堀江貴文氏もX内の意見を引用する形で「ブーイングとかクソのやることだな」と同調した。この堀江氏の意見にはコメント内で同意する声も多く見られた。

『霜降り明星』粗品も4月15日に更新したYouTubeでこの問題に触れ、「山川選手、これ良くないよ。ファンに説明欲しかったですよ。しっかりと。ファンを裏切らないでください。あなたね、色んな人に迷惑かけて、球団の思いも裏切って、ファンも裏切ってるんですから、そんな野球を堂々とやられても困りますけどね」と言いつつも「ただ、お前ら(西武ファン)のやること山川をブーイングすることじゃなくて、甲斐野を応援することだけどな。それでいいやん。山川選手下げんでいいやん」とブーイングよりもやることがあるのではないかと意見した。

一方、「西武ファンにしかわからない山川への感情がある」として、ブーイングを肯定する投稿も多く確認された。

「本来であればファンからの期待の声。それをブーイングに変えたのは山川本人」と山川に裏切られたと感じた人も多いようだった。山川はブーイングの嵐の中、満塁ホームランを連続で決め、一部の西武ファンからは「戻ってきてくれ」と密かに呟かれるなど、西武から出て行ったのが惜しいとも思わせたようだ。今回の騒動があまりに大きくなったからか、西武ファンからも「ブーイングばかりではなく自チームの応援しようよ」との声が増えてきている。

参考:YouTubeチャンネル「(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV」YouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」

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