堀江貴文氏、異業種企業のM&Aで楽天の買収を語る「楽天はみんな喉から手が出るほど欲しいよな」

実業家の堀江貴文氏が4月8日、自身のYouTubeチャンネルを更新。昨今増加傾向にある大企業の買収や、グローバル市場での競争力に乏しい日本において、勝ち残っていける強い企業について私見を交えて語った。

冒頭では多数のベンチャー企業が出てきたものの、グローバル思考が欠如していたと堀江氏は指摘。ゲストである経済ジャーナリスト・後藤達也氏は強い日本企業について「トヨタとかキーエンスとか半導体装置とか、やっぱ製造業中心なんですよね」と同調し、『楽天グループ』を始めとするEC関連企業の世界での競争力の低さを述べた。

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例に挙がった『楽天グループ』が『Amazon』に勝てない理由として堀江氏は「ポイントは日本人には効くけどアメリカでは効かない」と述べ、「『楽天(グループ)』はだってポイントの会社だもん。楽天スーパーポイントが彼らの成長のドライバーなんで、(世界では)それが全く機能しないわけですよ」と厳しく指摘した。

一方、通信企業『KDDI』が大手コンビニチェーン『ローソン』を買収した話に触れ、後藤氏は「『KDDI』『ローソン』は面白いですよね」と異業種企業の買収に関心を寄せた。これに対し堀江氏は「(KDDIは)通信事業だから国の免許なんで外資規制が厳しいから、やっぱり外にでていけないですよね」と課題点を挙げ、結果的にどの企業も金融、小売り、ECに横展開しているとコメント。

続けて「顧客のアープ(1ユーザーあたりの売上)を上げてくみたいな、決済とかそういったところも含めてやっていくって意味で言うと、みんな『楽天』は喉から手が出るほど欲しいよな」と、他社が『楽天グループ』の買収を虎視眈々と狙っている思惑について私見を語った。

参考:YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』

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