
『ジャンプ+』は水曜がアツい!? 聖戦×ラブストーリーの異色作『エク堕』が人気沸騰 (C)PIXTA
新進気鋭の漫画家を次々と輩出する『ジャンプ+』で、昨年12月から『エクソシストを堕とせない』がスタート。王道の「恋愛もの」とエッジのきいた「エクソシストもの」を組み合わせた作風に、大きな注目が集まっている。
同作が描き出すのは、最強のエクソシストとして名を馳せる少年神父の戦い。神の教えに忠実な少年は恋を知らず、魔王との戦いに明け暮れていた。そんな彼が、「恋する悪魔」をモチーフとする画家の少女・愛月イムリと出会い、数奇な運命へと巻き込まれていく。
🎊少年ジャンプ+新連載『エクソシストを堕とせない』本日12/15(水)より開幕しました🎊https://t.co/mDLz0j1YKZ
こちらの公式アカウントでは、両先生の協力の下、作品情報をお届けしていきます。壮絶な聖戦の中で芽吹く、恋と希望の物語は毎週水曜日更新✨是非ぜひ、ご一読よろしくお願いします‼️ pic.twitter.com/Z6opOlP3Ww
— エクソシストを堕とせない_公式 (@exorcistboy_PR) December 14, 2021
高い画力とユニークな設定、そして出し惜しみがないスピーディーな物語…。ヒットの条件をいくつも兼ね備えた注目作に、SNSなどでは《ここ数年のジャンプ本誌のどの新連載よりも好きかもしれない》《毎週作画の勢い良くて情動MAXな感じで最高》《最近読んだ中で1番面白いかも。話のテンポ感とか雰囲気が好みだし、戦闘描写がかっこよくていい》と絶賛の声が上がっている。
水曜日は要チェック! 魅力ある連載陣
アプリ版「ジャンプ+」では連載作品の閲覧数が、曜日ごとにランキング形式で表示されている。そこで「エクソシストを堕とせない」は水曜日のランキング首位を維持しており、第6話までの全てが閲覧数50万を突破するほどの勢いだ。
これまで水曜日の連載作品には大きなヒット作がなく、『SPY×FAMILY』が配信される月曜日、『ダンダダン』の火曜日、『怪獣8号』の金曜日などに比べて、あまり目立たない印象があった。しかし同作の登場によって、他の曜日と比肩しうるラインナップとなりつつある。
また水曜日の新連載としては、昨年10月にスタートした魔法少女漫画『株式会社マジルミエ』も人気が高い。こちらも「魔法少女もの」と「ベンチャー企業」という異種ジャンルを組み合わせた異色作だ。
第1話から、SNS上では《魔法少女を仕事モノとして描くのは斬新》《我々はずっと前からこういう「魔法少女モノ」を求めていた気がする》と絶賛の声が続出。閲覧数も「エクソシストを堕とせない」に肉薄しており、2作とも“水曜日の柱”として成長していきそうな気配がある。
今後「ジャンプ+」内の勢力図は、どのように書き換わっていくのか。新連載の動向を見守っていきたい。
文=野木
【画像】
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